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バーネット夫妻とジョンレノン・オノヨーコ夫妻の意外な共通点

皆さん、こんばんは。モモです^^

 毎週日曜日の夜にソーシャルワークに恋をしてともに旅する世界ー序章ー

 いつまで序章なんだろうと、ずいぶん前からずっとつっこんでいますが、あまり気にせず進めていきたいと思います笑

 初めての方はようこそ!
 たまにのぞいてくださる方、ありがとうございます^^
 リピータの方、心からありがとうございます!

 今夜ものんびりと旅をしていきます。
 理想は「アナザースカイ」のような感じ。始める前に旅のアテンション♪
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・一応連載ですが、初めてでも大丈夫です。
・眠いから途中で寝ますも大丈夫です。私の文章センスの問題ですから。
・そんなときは、「おやすみなさい^^」
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ざっくりあらすじ

 さて、19世紀後半産業革命の時代のイギリスで、ソーシャルワークの源流地をたどる旅をしているところです。そして、ソーシャルワークの源流といわれる、「慈善組織協会(COS)」のお話に続いてセメントではなくセツルメントという取組のお話をしていたところでした。            前回の旅のおみやげ_________________________
 セツルメント活動は、デニスン・エドワードという人物が考案した活動!
貧困を根本解決するための第一歩!数時間で分からないなら、長期間一緒に住んでみればいい!そうすれば、貧困の実態がより正確に具体的に分かる!
 
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ということで、今回は、前回の続き。(毎回続きと言っていますが笑)

いつも急に変えたり寄り道が多いのですが、前回の予告通り、セツルメント活動についてもう少しお話しさせてください。デニスン氏がセツルメントの考案者なのですが、実際に行動に起こしたソーシャルワーク界では有名な夫妻がいるんですね今夜はその方に会いに行きたいと思います^^

バーネット夫妻(Barnet,S.&H.)は、「バーネット夫妻」!

 歴史上には、様々な分野で様々な功績を残した人々がいますが、同じ困難に一緒になって向き合って、何かを成し遂げ、後世に名を遺した夫婦はどのくらいるのでしょうか!私は、博学ではないので、すぐに思い浮かぶ夫妻と言えば、ジョンレノン&オノヨーコ夫妻くらいです。

 ということで、「バーネット夫妻」で有名なのでフルネームは、ソーシャルワーク界でもあまり知られていませんが、サミュエル・オウガスタス・バーネット(英国教会の30代の副牧師)氏とヘンリエッタ・ローランド氏がおふたりの名前です。ほんとに、ソーシャルワークを知らない方から見ればマイナーな2人かと思います。

生活に困らない富裕層が貧困対策をすることの意味

 このバーネット夫妻、前回登場したデニスン氏と同様にお金持ちの富裕層なんですね。(特に、夫のBarnet,S.は、ブリストル出身、オックスフォード大学で法律と近代史を学んだ後に、ロンドンの極貧の小教区の牧師、いわゆる司祭になりました。俗にいうエリートです。)ということで、ここでちょっとコラム的寄り道。改めて、貧困対策について少し、私なりの解釈をお伝えしようと思います。

(すいません、予告を最速で裏切り、やっぱり急に寄り道します・・・)

 そもそも、利益を追求することが個人にとって経済的な豊かさにつながり、社会全体にとっても経済成長につながると考えるのが一般的です。しかし、ソーシャルワークが誕生する要因となっている貧困、それに向き合い貧困層を救済すること自体は、それをする個人にとっては、すぐに自分の経済的な豊かさにつながるわけではありません。

 もちろん、貧困に苦しむ人々が貧困対策によって豊かになればそれは社会全体にとっても、もちろん、彼らにとってもウィンウィン!嬉しいことです。

 ただ、重なりますが、貧困対策をする側の個人にとってのメリットというのは、少し冷たい表現にはなりますが、残念ながら十分にあるとは言えません。自分たちの豊かさにつながらないとしても何とかしたい!取り組もう!という心、いわゆる気持ちがないとできないことだと思います。

 よく考えたら当たり前のことですが、つまり、貧困対策をしようとする人はどうしても、経済的に豊かで生活にゆとりのある、他人の生活に踏み込む勇気と余裕のある人間でないと難しいということですね。

 厳しいことを言うかもしれませんが、どんなに、経済的に貧しい人が「経済的に貧しい人を救いたい!」という気持ちがあっても、その人々のみではどうしても行動に移すことは難しいですね。(協力者がいれば話は変わりますが・・・・)

 (実は、このくだり、現代ソーシャルワークの課題のひとつにもつながるポイントになるのですが、まだ、1900年代のイギリスということで、このくだりの回収は、いつかの旅でさせてください。)

前例がないことを行う勇気に乾杯!

 よくその経験をしたことがある人にしか、その苦しみは分からないし、共感もされなけければ、真にその状況を解決することはできない、といった話がどんな分野でも聞かれることがあります。

 貧困対策に関しては、登場人物の多くがエリートのお金持ちという話をすると「金持ちのお前たちに何が分かる!?」といった批判が想定されますが。

 そういった感情的なことは抜きに、1600年代のエリザベス救貧法から始まり、失敗続きの法律や制度、個人の一時的な慈善活動にも限界がある中で、ほとんど貧困対策の成功事例がないに等しかった当時のイギリスで事実として取り組んだ、そのこと自体は、称えられるべきものでは、と私は思います。

名前くらいは聞いたことがある!くらいを目指して

 現代社会には、「偽善」という言葉もあれば、貧困ビジネスといった救済を逆手に取った悪事もあります、何かの取組をする際には必ず、政治的な事情など、背景に複雑な何かが見え隠れするものがあります。しかし、少なくとも、この、1900年代のイギリスにおいては、きっと前回登場したデニスンも今回登場したバーネット夫妻にもそういった裏事情はなかったと私は信じています。それを100%証明することは誰にもできませんが。

 とにかく、本当に私のただの持論の展開になってしまっていますが、産業革命によって生じたそれ以前の身分制度による格差とは異なる新しい格差に対して、セツルメント活動(スラム街に移り住んでの救済のための取組)を行った、この功績は、想像以上に大きなものなのではないでしょうか。

 正直、この歴史上の人物を知らなくてもいいと思います。私も、ソーシャルワーク以外の分野の著名な方々、山手線ゲームをやったら、山手線の駅の個数(30個)あげられるかどうか・・・そんな感じです。

 ただ、ソーシャルワークが現代も行われている、それも、皆さんの日常の中に知らないうちに溶け込んでいるかも・・・!ということで、バーネット夫妻!ぜひ、これを機に、名前くらいは聞いたことある!くらいに知っていただけたら嬉しいです^^

いつもの文字数の件について

 (ごめんなさい。言い訳の時間です・・・)
 さて、いつの時代も、「放浪の旅」という言葉や「行き当たりばったり」といった便利が言葉があるように、旅は道ずれ(余は情け)なんですね。 

 今夜は、バーネット夫妻のやった実践の話を予定していましたが、貧困対策のあれこれの話でしっかり3000字を越えてしまいました。ということで、今夜は、このあたりで、終わりにしようと思います。

本日のまとめ

字数がオーバーしているのでもうシンプルに↓!

今回の旅のおみやげ_________________________
 方法の考案者のデニスン氏と彼の思いを実践に移したバーネット夫妻、両社の共通点は、ともにイギリス出身で裕福で生活には困っていなかった。        だからこそ、セツルメント活動という貧困対策を行うことができた。これは、偶然でも偽善でも政治利用でもなく、彼らだからこそできたまぎれもない歴史的功績であり事実。ぜひ、おふたりの名前くらいは、知っていていただけたら幸い!
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次回の旅のアナウンス

 次回は、今回の続き!ですね。というよりは、今回話す予定だった、バーネット夫妻の行ったセツルメント活動についてですね。あらためて、今回は久しぶりに私の私的な意見ばかり書いてしまいました。反省。すみません。

 ということで、今夜も、読みにくい文章にも関わらず、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。つっこみどころ満載のゆるいペースでの旅になっていて恐縮なのですが、引き続き、次の旅でお会いできるのを楽しみにしています!次の週末まで皆さん、フリースタイルで、各自いろいろ進めていきましょう。

 それではみなさんおやすみなさい☆彡
 また、この旅って何一体?と思った方は、先週お届けした記事をお読みいただけれるととっても嬉しいです。

前回の記事はこちらです^^

この旅のコンセプト、プロット的なものはこちらです^^

この旅のアナザーストーリーも公開しています。もしソーシャルワークについてご興味をお持ちいただけた方はこちらからどうぞ!^^こちらのストーリーの方が現代のソーシャルワークを語っています♪

210723_#9 変わる言葉vs変わらない言葉は、引き分けで最高


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