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アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ(4月9日〜22日@東京)

現在、新作『MEMORIA メモリア』が上映中のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督。この作品の制作準備中の姿を収めたドキュメンタリー映画『A.W.アピチャッポンの素顔』(2018)が、先日、東京都写真美術館で上映されたので観に行きました。

これを観るのは二度目だったのですが、監督のトークライブがあるということで、もう絶対行きたい! と、もうすでに座席ほとんどが予約済みになっていましたが、なんとか滑り込んでチケットを獲得。行けて良かったです。
というのも、監督はオンライン参加だとばかり思っていたのですが、なんと会場にいらっしゃったんです。
トークの最後の方で監督が「アートはセラピーのようなものだ」というようなことをおっしゃていたのですが、私にとっては監督の存在がセラピーみたいというくらい、佇まいがめちゃくちゃ心地よい人なんです。直接お話が聞けて嬉しかった。

さて、その『MEMORIA メモリア』の上映に合わせて、特集上映が組まれました。
上映作品は以下の通り。

『真昼の不思議な物体』(2000)
『ブンミおじさんの森』(2010)
『光りの墓』(2015)
特別上映『アピチャッポン本人が選ぶ短編集』
(『国歌』『La Punta』『M Hotel』『エメラルド』『Mobile Men』『Cactus River』『Footprints』『Worldly Desires』『燃えている』『ブンミおじさんへの手紙』)

白状しますが、実は以前『トロピカル・マラディ』(2004)を鑑賞中に、不覚にも眠ってしまったことがあります。そして昨夜は『MEMORIA メモリア』で一瞬眠りかけました。
私は映画を観ながら眠ってしまうことが時々あるのですが、それは必ずしもその映画がつまらないということではないんです。映画館で映画を観ている状態ってまず心地いいし、さらに一線を超えさせてしまうような映画ってあるんですよ。

それはそれとして。

よく考えたらアピチャッポン監督の作品を全然観ていなかったのです。舞台作品の『フィーバー・ルーム』を除いては。この作品、本当にすごかったんですよね。それで映画もちゃんと観たくなったんです。

今回、とてもいい機会ができました。
ジャック・リヴェット映画祭と被ってしまっているので、どのように組もうかと悩ましいですが、なんとかします!

3月公開作品も観ていないし、4月公開の新作も観られるかどうか怪しい…
そっちはだいぶ絞らないといけないかな。

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