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【日本ドラマ】2022年7月開始ドラマ、なに見る?

4月期のドラマが終了し始めました。そちらのまとめは置いておいて、7月期のドラマで気になる物をリストアップしてみます。

『初恋の悪魔』

坂元裕二さんの脚本なので、なんとなくああいう感じ、こういう感じの台詞のやりとりなのかなあとあらかじめ想像してしまいますが、ちょっと裏切って欲しいです。多分面白いだろうとは思うんですよ。でもあまりに特徴的な脚本なので、脚本家の存在が前面に出てきてしまって、ドラマを“いろいろな人が生きている一つの世界”として楽しめなくなっちゃうときがあるんですよね。
坂元さんの他の作品にもよくあるように、今回もメインキャラクターは4人、うち女性が一人という構成のようです。林遣都さん、仲野太賀さん、松岡茉優さん、柄本佑さんというメインキャストにも期待できますが、佐久間由衣さんも出演されるので嬉しい。
警察ものでありながら、登場人物が、刑事でも定職中だったり総務課など管理系の部署の所属だったりするので、これまでの刑事ものとはちょっと違うものを見せてくれそうです。

『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』

“1回で司法試験に受かった高卒弁護士と4回司法試験に落ちている東大卒パラリーガル”が小さな事件に挑むリーガルエンタテインメント、ということで、1話完結系+コンプレックスを持つ二人の成長物語、なのかなと思います。
派手さはないけど(個人的にはドラマは地味めの方が好き)、プロデューサーが新井順子さんなので、期待していいような気がします。演出は塚原あゆ子さんで、この二人の担当作品は直近では『最愛』(2021)、『MIU404』(2020) もそうですし、古くは『Nのために』(2014) などがあります。

『テッパチ』

ミリオタではないのですが、装備の機能美とかには惹かれるタイプでして、あと、自分では絶対無理なキッツイ訓練や集団生活を乗り越える人たち、またそうまでしてその職業に就きたいと思う気持ち、などなどにも興味があります。自衛隊が舞台というだけで、実は普通の青春群像劇かもしれませんけれども。
線が細いイメージの町田啓太さんが元気な肉体派(?)で新しい面を見せてくれそうです。

『ユニコーンに乗って』

永野芽郁さん演じる成川佐奈が起こしたスタートアップ企業を10年以内にユニコーン企業にしようと奮闘する話。共同創設者の須崎功を杉野遥亮さん、求人に応募してきた中年サラリーマンの小鳥智志を西島秀俊さんが演じるということで、“恋に仕事に”系の話でも、割と落ち着いた感じになるのかな、と想像してます。
スタートアップの話なので、どうしても韓国ドラマ『スタートアップ:夢の扉』(2020) と比べてしまうかもなあとは思いますが、多分全然違うテイストな気がします。
個人的には“転職した中年サラリーマン”がどう活躍するか、に興味あります。注目している坂東龍汰さんにも期待。

『オールドルーキー』

6月スタートですが、夏ドラマということで。
これはテーマとしては、スポーツ選手のセカンドキャリアということで4月期の『未来への10カウント』と丸かぶりしています。ただ本作の主人公、新町亮太郎(綾野剛)には妻子がいる、という点と、セカンドキャリアはスポーツの指導者ではない、という点が違います。
「37歳で突如引退に追い込まれて」という設定ですが、サッカー選手が37歳で引退、って結構普通な気がするんですけどそうでもないんでしょうか。カズさんがいるからその辺の感覚が麻痺しちゃってるけど。こんな記事があったので、貼っておきます。

この記事によると、正確なデータは存在しないけれども、だいたい30歳くらいが平均引退年齢らしい。まあ元日本代表ともなると事情は違うのかもしれませんね。
余談ですが、現在TVerで配信中の『空飛ぶ広報室』(2013) は、同じ綾野剛さん主演で、自衛隊の戦闘機のパイロットのセカンドキャリアを取り扱っています。が、回が進むにつれ“セカンドキャリア”はメインテーマではなくなって行きます。

『先輩、断じて恋では!』

(シェアできる予告動画がありませんでした。公式サイトにありますので、そちらからどうぞ)

本作も6月開始で、すでに始まっています。
BL枠ができたかのように、毎クールBL作品が作られるようになってきましたね。『消えた初恋』(2021) は高校生、『美しい彼』(2021) は高校から大学、『不幸くんはキスするしかない』(2022) は大学生、そして本作は社会人、と徐々にキャラクターの年齢が上がってきています。
本作は、原作マンガの絵と比べると(読んではいませんが公式サイトにありました)主演のお二人ともルックス甘めで、特に受けの金田優希を演じる瀬戸利樹さんは甘すぎな気がします。やっぱりドラマ制作の世界ではまだまだ男女の恋愛パターンの影響が強いんだなと思います(受けのルックスがちょっと女の子っぽく可愛い感じに設定される)。
タイトルで「断じて恋では」と言っているので、金田の方は先輩の柳瀬淳(内藤秀一郎)に対して、当初は単に強い憧れを抱いているだけなのでしょうか。第1話を見ましたが、なぜいきなりそうなる?という展開になってます。笑

『六本木クラス』

ドラマを見るようになったきっかけが、本作のオリジナルである『梨泰院クラス』(2020) でした。それまでは日本のドラマさえ見ていませんでした。(昔は見ていましたが、たぶん2000年の『池袋ウエストゲートパーク』が最後、くらい)
何度か書いていますが、韓国ドラマを日本でリメイクするのはかなり難しいと思います。1回1時間超で16回の韓国ドラマを1回45分程度で10回にするので、どうしても中身が薄くなるんですよね。エピソードをなぞることはできても、登場人物の性格や思想、細かい心理の動きなどの描写が十分にできないことが多いです。なので、よくチャレンジするなあと感心してしまいます。
それでも、新しい何かを作り出すより楽なんでしょうかね。楽、というのは、あらかじめある程度の視聴率を見込めるだろう、というような見通しも含めて、です。
リメイクものは、どのようになったかを確認したくて見るようにしています。なので本作も見ると思います。

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実は全部をチェックしきれていません。タイトルしか見ていない作品とかあります…
ここに挙げた作品以外にも、始まってから得た情報から見たくなったりするのもあるかもしれません。
ここに挙がっていない作品で、これは、というものがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。

それではみなさま、よいご視聴を。

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