また、まんがネタです。『浦沢直樹の漫勉neo』
NHKプラスでドキュメンタリーのプレイリストを見たらたまたまあった『漫勉neo』。しかもゲストは現役作家にして漫画界のレジェンド、青池保子先生ではないですか。
アナログの原稿作成過程、ネームからペン入れまでと、カラー原稿の色の入れ方…
もう、最高でした。先生の飄々としたキャラも最高。
ずっと見ていられる、っていうか見ていたい。
歴35年と20年のアシさんとか、すごすぎる…
現在描いている『ケルン市警オド』は『修道士ファルコ』のスピンオフ、『修道士ファルコ』は『アルカサルー王城ー』のスピンオフ、ということで、先生曰く、
スピンオフ人生ですね。笑
『アルカサルー王城ー』は読んでいて、『修道士ファルコ』の存在を知りつつも未読、『ケルン市警オド』はこの放送で知りました。
漫画好きですが、全く縁遠くなってしまった時期が長く、以前好きだった作家の情報がアップデートされていないんです。最近になってまた漫画が気になり始めてきたんですよね。三つ子の魂ナントカ、でしょうか。
青池先生ご自身が「中世三部作」と名付けるこの作品群は、それぞれ中世ヨーロッパの異なる社会階層(王侯貴族、修道院(士)、一般市民)を題材にしていて、ホストの浦沢さんのいう通り「ホントの意味での世界を作ろうとしてい」ます。
中世に関する作品を関連性なく作ることもできるでしょうけれども、スピンオフだからこそ一つの大きな世界を描き出せる。
この創作スタイルが私は好きです。
未読の『修道士ファルコ』と『ケルン市警オド』はぜひ読みたいです。
代表作『エロイカより愛をこめて』は、スパイものが好きな私の好物です。
これは少女漫画というジャンルではくくりきれない作品で、すごく自由で個性的で多彩な作品が数多く生まれた時代の象徴と言ってもいいのではないでしょうか。現在の少女漫画界はどのような状況なのか少し気になります。
『エロイカより愛をこめて』の新作は? との質問への先生の回答は、
今の社会情勢は難しいですからね。
少佐を絡ませるのは難しいかもしれないです。
楽しく描けるようなネタがあれば。
あの人たち好きですから、やっぱり。
青池先生が、エロイカの新作を楽しく描けるような社会情勢になるといいなと、心から思います。
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