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病院の診療科の違いと選び方【前編】
「病院に行きたいけれど、何科を受診すればいいかわからない…」
そんな経験はありませんか?
私も実はよく知人や患者さん
なんなら病院スタッフにも聞かれます(笑)
病院にはさまざまな診療科があり、
それぞれ専門とする病気や症状が異なるのでわかりにくいんですよね~
今回は病院の診療科について解説し
どんな症状のときにどの科を受診すればよいのかを紹介します
1. 内科(一般内科)
対象となる症状:
発熱、せき、のどの痛み
倦怠感、疲れやすさ
腹痛、下痢、便秘
生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症 など)
ポイント:
内科は風邪や胃腸の不調をはじめ、生活習慣病など幅広い疾患を診療する科です
どの科にかかればよいかわからない場合も、まず内科を受診すると適切な科を紹介してもらえることが多いですよ
特に「総合内科」というのがあれば、そこに行ってましょう!
2. 外科
対象となる症状:
ケガ(切り傷、すり傷、やけど など)
しこりや腫れ
手術が必要な病気(虫垂炎、胆石症 など)
ポイント:
外科では、主に手術を必要とする病気やケガを扱います
外傷だけでなく、腫瘍(しこり)の診断・治療も行います
骨折などは応急処置以外はしないので要注意
3. 整形外科
対象となる症状:
骨折、捻挫、打撲
腰痛、肩こり、関節痛
しびれ、神経痛
スポーツによるケガ
ポイント:
整形外科は骨や関節、筋肉、神経に関する病気やケガを診療する科
長引く腰痛や関節の痛みがある場合に受診してください
スポーツ外傷も整形外科がメインです
4. 耳鼻咽喉科
対象となる症状:
鼻水、鼻づまり、花粉症
耳の痛み、中耳炎、難聴
のどの痛み、声がれ
めまい
ポイント:
耳・鼻・のどの症状がある場合は、耳鼻咽喉科へ
めまいも耳鼻科に行くといいですよ
5. 眼科
対象となる症状:
視力低下、目のかすみ
充血、目の痛み
ドライアイ、涙が止まらない
飛蚊症(黒い点が飛んで見える)
ポイント:
目に関する異常は眼科へ
眼科以外の科では対応できません
視力の低下や目の疲れだけでなく、緑内障や白内障などの早期発見にもつながるため、違和感を感じたら早めに受診を
6. 皮膚科
対象となる症状:
湿疹、じんましん
ニキビ、アトピー性皮膚炎
かぶれ、水虫
いぼ、ほくろの異常
ポイント:
皮膚や髪、爪に関するトラブルは皮膚科へ
湿疹やかゆみなどが長引く場合、自己判断せずに皮膚科を受診するのがオススメ
まとめ(前編)
風邪や体調不良なら「内科」へ。
ケガや手術が必要そうなら「外科」や「整形外科」。
耳・鼻・のどの症状には「耳鼻咽喉科」。
目の異常を感じたら「眼科」。
皮膚トラブルには「皮膚科」。
次回の【後編】では、泌尿器科や婦人科、精神科など、さらに詳しく診療科を紹介していきますね!
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