大工工事(大工工事業)
建築業許可の種別は29種あり、2つ(土木・建築)の一式工事とそれを除いた27の専門工事に分類される。
●大工工事(大工工事業)とは
木材の加工又は取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取付ける工事
※1 一般的に専門工事業とは、現場で直接、間接を問わず専門分野の施工に携わるものである。専門工事業は、下請の役割を担う場合が多いが、分離発注の場合など、元請となることもある。労務提供型の業態もあれば、材工一式の業態もある。
※2 このような専門工事業を厳密に分類すること自体困難であるが、総合工事業に対する専門工事業を大きく躯体関係及び仕上げ関係からなる職別工事業と、電気工事業、管工事業等からなる設備工事業に分類してみると、完成工事高は、それぞれ約17.3兆円、約28兆円の規模となる(平成9年度建設工事施工統計調査)。企業数については、許可業者数では増加傾向にあるものの、建設工事施工統計調査でみると、職別工事業、設備工事業とも、おおむね横這いで推移している。完成工事高営業利益率についてみると、全体を平均すると、総合工事業の2.6%に対し、職別工事業が2.0%、設備工事業は3.6%となっている(平成9年度建設工事施工統計調査)が、職別工事業、設備工事業の中の個々の業種によって、ばらつきが大きなものとなっている。