micro:bitのペアリングモードでやらかしたお話

小学校で実施しているプログラミング出前教室には、高学年向けに自動運転コースがあります。市庁舎で働く業務用掃除ロボットの動画を観たあと、子どもたちが2人で1台のロボットカーをプログラミングして動かすというもので、ある程度自由に動かしたあと、最終的にはお掃除ロッボットのように障害物を避けて通るコースをクリアしようというかんじで進めてます。去年まではアーテックロボを使用していていましたが、サーボモーターの故障が増えて買い替えが必要になってきたのと、iPadで使用したいので、今年度はmicro:bitと一緒に使えるCuteBotを20台購入してもらって、それを使ってやることにしました。

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が、半年前、初めてiPad x micro:bit x CuteBotを使用したときは大ピンチでした。

いつもと同じようにロボットカーを動かす簡単なプログラミングをしたあと、プログラムをダウンロードとしてロボットカーを動かそうとしました。ダウンロードするには、iPadとmicro:bitをBluetoothで接続する必要があり、micro:bitでペアリングモードに入ります。


このペアリングモードに入るのが、実は結構大変でした。ペアリングモードの入り方を口頭で説明しながら、子どもたちにやってもらったのですが、あちらこちらから「(micro:bitが)光りませ〜ん」「なんか変なマークがでます」などなどと声があがってきます。クラスの半分以上がペアリングモードに入れず失敗していたようです。電源がOFFになっていたなど初歩的なミスもありましたが、見たことがないマークがでてるとか、ペアリングモードに入ろうとボタンを押してもmicro:bitが全く反応しないとか、よくわからない現象が起こるチームがでてきました。こうなると、初めて使う環境ということもあり、私の中では脳内パニックです。とりあえず、上手くペアリングモードに入れたチームはプログラムをダウンロードして、隣の空き教室でプログラミングして自由にロボットカーを動かしてもらうことにしました。

そして、上手くいかないチームを順番にみていったのですが、上手くいかないチームが多くて1チームずつゆっくりみることができません。micro:bitに問題があるのか?CuteBotに問題があるのか?、原因がよくわからないまま、繋がらないチームにいろいろ試してもらいました。幸い予備のmicro:bitや電池ボックスを持ってきていたので、交換したりて対応して、最後の1チームのペアリングが成功したのは、終了15分前でした。なんとか繋がってよかったのですが、ろくに自動運転の説明もできず、ほとんどペアリングモードに入ってダウンロードするのに費やした1時間半でした。


あとから、ゆっくり考えるとペアリングモードの入り方の説明が不十分だったため、このようなピンチになったと思います。ペアリングモードに入る途中で子どもがボタンを離してしまいmicro:bitの出ているマークが途中で止まったり、反応しなくなったりしたのでしょう。それ以来、時間がかかりますがペアリングモードへの入り方を丁寧に説明&練習するようして、同じようなトラブルはほとんどなくなりました。

◯ プログラミングする前に、まずはペアリングモードの入り方についてみんなで練習する。

◯ ペアリングモードへの入り方は口頭ではなく、iPadのカメラ機能で私の手元を映して説明する。そのとき、A,Bボタンはマークが出るまで離さないことをしっかり伝える。

◯ 早くできた子どもたちに、他の子のフォローを頼む。私もできい子はフォローにいくが、手はださず本人ができるように見守り、全員自分でペアリングモードに入れるようにする。

ペアリングモードに入れるようになってさえしまえば、あとは子どもたちはサクサクすすめてます。


ちなみに、ペアリングモードに入るのに失敗したりして、micro:bitのボタンを押しても何も反応しなくなったときは、USBケーブルを使って空のプログラムを書き込むと復旧します。(ということはどこかの記事で読んでいたのですが、当日はパニックになっていてすっかり忘れてました💦) 私はプログラミング出前教室で使い終わったあとは、Windowsマシンですべてのmicro:bitにUSB経由で空プログラムを書き込むようにしています。

あと、やっぱりトラブルに備えて、予備機は3台くらいあると安心です。



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