もな
こんもな~。
ハコネクトのもなちゃんについて少しだけ書いておきます。誰かに読ませるためと言うよりも、私が好きなところについてのメモです。推敲無し。
思い付きを話す前にポンと手を打つちょっとかわいい仕草。そうやって違う話題に移ったらひとりでは二度と戻ってこられない場合もあった。まるで迷子になる猫のような性格。
「まずい」「具合悪い~」と口癖のように精神的なダメージを大袈裟に伝えてくる感じが楽しくて好きだった。
甘いボイスのように恥ずかしくてやりたくないものは即座に拒否したり、変に行き過ぎになりそうないじりはキモイ~と悲鳴を上げて即刻切り捨てる。我慢していたんじゃないかと後々まで心配することがない、コロコロ気持ちが動いていくテンポの良い会話。
演技色の強い声色でねっとりと「キミたち~だねえ」とひとしきりふざけて「つってーwww」と笑っておしまいにしたり「ぷぷー」と小学生みたいに煽る笑わせ方も面白くて癖になる。
嫌なことは嫌と言うけれど、誰の言葉についても「前にこういうこと言っていたでしょ」という形で目の前の言葉を信じなかったり否定する事がなかったように思う。どうせあんたの言う事だから、というバイアスをかけない。一週間前の事はその瞬間だけのケンカ。今日本気で褒めちぎったなら昔のわだかまりなんて消え去って、ありがとう照れちゃったと素直に喜べる。
そんな彼女だから、久々すぎて顔を出しにくいとか前につまらない事を言ってしまったかもという不安を持ち込まず、ただ
どんな配信がよいかのアンケートをとる時、歌を苦手であるかのように言いながらも何度でも選択肢のひとつに入れてくれたことを覚えている。
マイクラ? 雑談? お絵描き? それとも……もなかのお歌?
長文で感想を送った事もある私にとって、感情の昂ぶりを歌に乗せるような彼女の歌声をまた聴けるのは嬉しかった。抑える安定重視の歌い方をあまりしないために、よく知るアレソレを聴きたいと思って応えてもらうのではなく毎回が新鮮な出会い。
最近の歌唱で言えば『吉原ラメント』が特に素晴らしかったです。着物を着こなす彼女のイメージと和風ロックという物もきっと相性が良いと好きな人は多いでしょう。
玉ノ井もなかの芝居がかった声の出し方と花魁が真贋不明の感情を吐露する場面の組み合わせ。少し陰のある色気の出し方。迫力があり、暗い気持ちの出し方も全部が奇麗だった。この歌声を好きだと伝えずにはいられないほど。
今はもう引退を発表してしまい、歌詞の深読みで詮索される心配があり自由に歌える時期は限られていた……というのが本人の談。しかし本人は自分の100%を発揮した配信にこだりがあり、きっとそれは準備のほかに気分が乗ることも含む。だからどんなにファンが求めたところで、歌いやすい時期が限られていたって、心が伴わないのなら彼女が歌を歌ってくれるはずがなかった。
聴かせてくれた歌は歌配信というジャンルを網羅するためではなく、私たちが聴きたいし彼女も歌いたいという気持ちが揃った本気で本物の配信。
歌配信のスタイルは、好きな所もそうでない所もありました。本人曰く本気の配信を残したい、ということで消えてしまう物も多かった。
特徴的なのは終奏の着地を待たずに伴奏を止めてしまうところ。カラオケで友達を急かすように、次の人にマイクを奪われるように、余韻を味わう余暇さえなく慌ただしく打ち切られることもあった。
しかし別の機会、リレー形式で大勢と作る音楽会では歌声と伴奏の終わりが同じになるような曲を選んでいた。それはもしかすると偶さかの選択であるのかもしれないと言われるでしょうか。好きな曲やテーマに合う曲がそうであったという偶然?
では直近の歌枠ではどうだったかといえば、卒業までに残すと決まっている歌配信は終奏の短く切り詰められた曲が並んでいる。投げ出さずおしまいまである。
あるいは別の時、終奏のながらう19秒間を耐えていましたね。
だから彼女は観客を意識して完成度を高める事は出来る。消える練習ではなく本番と思えばいつでもそれができる人だった。
そして、感情の乗りと歌の愛称がはまった時には感動を生み出す力があった。
不満を見逃さないところも彼女の美点。印象深いところの一つ。
ハコネクト全体を追うリスナーがこぼした不平不満、意図や偶然かはさておき運営の不手際や遅延、あるいは配信者に対する直接的な悪感情すべて。
みんなは情報おっそいとか思ってんだよねえ、なんて風に濁さず真っすぐに言ってのける。
彼女以外への不満については誰かのように改善案を考えるとか代理で直訴という態度ではなく、かといってまた他の誰かのように全体にアピールして表面的には平和な雰囲気を作って気持ちを荒げないようにするのでもなかった。
そういう建設的な行動はなかったけれど、私たちの言動を把握しているという安心感があった。
文句があっても解決不能な、誰にも拾われずに消えていくはずの言葉を見てくれている誰かがいた。
何か改善をしてくれるのとは別の形で。そういう事がそもそも難しい場合でも寄り添うように。
よく見ているため、名指しないし彼女宛てと思われる言葉も見られていた。自分自身への不満については話しかけに出向いているのは驚きでした。
理知的な会話からは遠くて、時にはけんか腰にも思える強めの口調で話す。でも、基本的に気さくに軽口をたたきあえる。
私は口論にも冗談に参加しなかったけれど、愛情と信頼が前提にありみんなが傷つかないことを望む優しい人だった。
以前、彼女のためにあった「#もなかま」のタグが後から有名人に使われてしまう事件がありました。あの時も外部との不和を避けるために内へと呼びかけてくれた。
喧嘩っ早いというのは信頼しているもなかまとの間で成り立つ関係によるもので、あれほど感情豊かでありながらも危うい時期には努めて冷静な大人だった。
タグがなくてもきっと平気。そう思って心配せずにいられるくらい、彼女はみんなを見守ってくれていました。宣言があったからではなく、これまでの言動がもなちゃんへの信頼を証明していたから。
隠し事をできないのかもと感じる場面もしばしば。
しかし、配信切り忘れと思われる事故があっても裏の面を見せてしまうような事はなく、いつもの彼女が気ままに好きなことを喋っているだけ。誰の事も悪く言わないし普段と違う性格を見せることもなく、きっと通常の動画投稿として流れていたのなら全員が純粋に楽しめたはず。
本人は企画を立ててファンか否かを問わず楽しめるように創意工夫をしたがる事も多かったけれど、なによりアドリブで喋るのが得意
マイクラで立つ鳥跡を濁さずと言うかのように片付ける役目を担当したこと。先輩の分、そして自身の分も。
先輩の残した家を破壊するなんて本人の希望と言えども撤去する人には虜(とりこ:夜夢瑠紅のファンネーム)の人達から悪感情を向けられうるもの。
残してもいいじゃないかと思う人も必ずいるし、繊細で真面目な人が担当すると周りが作業者の心労を気にしてしまう。かといって運営が事務的に消すのでは、みんなで遊ぶ世界を知らない人に壊される無機質な怖さがある。
悪戯と称した企画で彼女が勢いよくやってしまうのはきっと最良だったのだと思う。悪者を引き受けることにためらいがないみたいに行動してくれたことに感謝を。
そして自分の分は、誰かに残さず自らたたんでいった。
整地した地面には微妙に色違いのブロックが置かれている、彼女らしいのかもしれないちょっと雑なお片付け。
コラボの中ではソフィ・ローズちゃんとの組み合わせでいる時が私好みで楽しかった。もなちゃん呼びもその影響。
もなちゃんがコンプレックスを爆発させている面白さや、二人の快活な部分がぴったりはまっている愉快な会話。
コラボと言えばもなちゃんが企画を主導してくれることもあって、今でこそ他の人がその役割を担う事も増えたけれど彼女をきっかけに見る配信が多くなった。
ハコネクトの三期生を楽しく見守ってこられたのはるくるくと一緒の面接企画で勢いをつけて貰えたおかげかもしれない。
【#ハコネクト3期生面接】新人Vtuberの後輩たちの試練【ハコネクト】(https://www.youtube.com/watch?v=LDJQXVf8oHo)←URL限定公開だったのでこれだけはリンクを置いておきます。
すぐに思いつくのはこのくらい。数えきれないくらいの思い出については夏が終わったらまた振り返るかもしれません。しないかも。
活動内容を選り好みして見る私にとって、もなかまの熱心な人たちと比べたらまさに"たまの息抜き"として見るくらいの関わり。それでもどれも楽しい時間でした。
どうか、もなちゃんともなかまがずっと幸せでありますように。
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