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【ドンキーコングランド】ゲームボーイとは思えない程の再現率!【レトロゲーム※ネタバレあり】

はじめに

 どうも、クルンシエルです。
 スーパードンキーコングGBシリーズはスーファミ版と同じく、スーパードンキーコング3にあたる作品まで続いています。
 「スーパードンキーコングGB」、今回紹介する「ドンキーコングランド」、「ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング」の3作品ですね。3作目のタイトル、1作目とほぼ被ってる上で長すぎるな・・・。タイトルどうしよ・・・。
 なんと「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」では、これら3作品とも遊ぶことが可能なのです。

 まさか、無印だけやってツー以降を遊ばないなんてことないよなぁ?!

 という訳で、今回もスーパードンキーコングGBシリーズから、「ドンキーコングランド」の感想を書いていきます。

 ほいじゃ、早速感想を書いていきましょ〜。

感想

 前回同様の前置きをば。
 普段ゲームレビューを行う際では、自分の中の評価基準があるのですが、レトロゲームでは評価を行わずに、特徴的な要素について触れていくスタイルとしています。
 昔のゲームなのだから、今見ると物足りない部分があるのは仕方がない、というためですね。

 と、こんな前置きをしていますが、スーパードンキーコングGBシリーズにおいて、最も楽しかったのは「ドンキーコングランド」でした!
 めちゃくちゃ楽しめたのですっごくオススメです!

前作より再現率が高いじゃねーか?!

 おいおいおい、オリジナルだらけだった前作に比べて今作の原作忠実度が高すぎるだろ!!

 前作はランビとエクスプレッソしかアニマルフレンドが居ないという渋めのメンツでしたが、今回はほぼ全員出てきます!
 ランビ、エンガード、スクイッターにラトリー、スコークスも! 驚きなのはコークスも用意されていることですね!
 熱湯や氷水を通れるようにするアザラシのクラッパーも居ますが、暗闇を照らすアンコウのグリマーだけは居ません。ギリギリダメだったか・・・。

 さらに、今作からはスーファミ版のマップ画面が再現されるようになり、ステージ名も表示されるようになりました!
 スーファミ版と同名のステージも出てきますし、ギミックの再現までされているステージも多いです!
 「スーファミ版でこういう配置あったよなぁ」となるようなところが一部再現されていて、ほぼほぼというかもう全部オリジナルステージだった前作に比べるとスーファミ版に寄り添っている感じが強いです。

 さらにさらに、今作はコングファミリーまで居ます! もう全部あるやん。
 ただし、スーファミ版と比べると各コングファミリーの機能はかなり縮小されていますし、メンツ自体もほとんど居ません。
 セーブ機能を保つリンクリー先生と、ワールド間を移動するファンキーのみで、クイズショーのスワンキーとまさかのクランキーがリストラ!(リストラ続行とも言える)
 クランキーが居ないので、今作もボーナスはノーヒントです。前作の時は、スーファミ版でもそこまで頼れる存在では無かったので、まあ良しだったのですが・・・。

やっぱり2のBGMが好きすぎる

 これ完全に僕の嗜好が入ってくるんですけど、スーパードンキーコング2のBGMマジで好きなんすよ・・・。
 今作は本当に好きな「メインマストクライシス」と「タルタルこうざん」は収録されていませんでしたが、「とげとげタルめいろ」や「こおりのみずうみ」といった幻想的なBGMがゲームボーイ用に良い感じにアレンジされていまして、立ち止まって聴いていたくなる出来でした。
 これに関しては自分の好き補正と思い出補正の二乗効果だと思っているので、あまり触れませんけど。

 あ、そうそう、ミスした時のジングルも再現されていて、やっとミスした実感が湧くようになりました。前作はミスジングルも入れられないほどとか、どんだけカツカツやったんねんな。

めちゃくちゃボリューミーやんけ!

 落ち着いて聞いてください。
 このゲーム、ボーナスをクリアした際にクレムコインがもらえます。しかも、DKコインもしっかり配置されています。

 この再現率の高さ・・・まさか? と、感じた方は非常に鋭い!

 あります!! ロストワールド!!!
 しかもDKコインランキング付き!!!!

 スーファミ版も遊んだことがない人は何を言ってるやらだと思いますが、要するに裏面やり込み率の表示のことです。

 バカな・・・ありえん・・・。
 ゲームボーイのカセットの容量が増えたとかじゃ説明が付かないレベルの原作再現率・・・。
 こんなんじゃほとんどオリジナルの誤魔化しをしていたスーパードンキーコングGBがバカみたいじゃないか・・・。

 しかも、単に再現されているのではなく、ゲームボーイ用に難易度が調整されている感覚があります。
 前作の落下判定やキャラがデカすぎ問題も解消されており、ディクシーの追加やステージ構成・ギミックの再現によってアクションの幅が非常に増しています。
 ボーナスの誘導は前作より増加しており、理不尽さは軽減しつつも、スーファミ版に沿った隠し方もあり、全体的に作りが丁寧です。
 これらはボス戦においてもそうで、ゲームボーイ用にアレンジされつつも大筋は同じ、という手の込みよう。

 なので、スーファミ版を知った上で遊んでいると「これ知ってる!」、「あれも再現しているのか!? それも!?」という楽しみが生まれていて、非常に熱中させられます。
 正直、ここまでゲームボーイがやれるとは思っていなかった。マジで。

おわりに

 前作は「まあ、グラフィックの再現に追われて中身は薄くなるよね〜」とほんのり感じていましたが、ホントのオーパーツは今作でした。
 もし1作目がこのクオリティだったら無敵すぎてチートだと誤検知されるレベル。

 実際、3作通して最もプレイ時間が長かったのは今作です。
 スーファミ版さながらの高難易度、ボーナスやDKコイン集め、ギミック再現に、ロストワールドという裏面まで合わせて、非常にやりごたえが感じられました。

 3作通して一番面白かったのは今作「ドンキーコングランド」!
 これはもう、絶対です。原作再現率の高さを差し引いても最強だと思います。

 まあ、一つ文句を言うなら、スクイッターの蜘蛛の巣設置をセレクトボタンにしたのは良くないと思います。Bボタン→Bボタンで展開できるようにするべき。
 僕はファミコン版、ゲームボーイ版のメトロイドを遊んでいたのでセレクトボタン操作は慣れていましたが、冷静に考えてセレクトボタンを通常ボタンの一角にするには無理があろうかと思いますよ!! 基本的に十字キー側にあるしさァッ!

 まだカラーになる前の段階で、こんなに当時の据え置き型と戦えそうなゲームは早々見つからないと思います。

 「ゲームボーイ版のドンキーコングか・・・」と避けていた人も、今作は手に取ってみても良いのではないでしょうか。
 ただ、スーファミ版と同じく高難易度ですので、アクションゲーマーにはオススメ! といった所でしょうか。

 と、こんなところで紹介は終わりましょうかね。
 1作目、2作目ときて、3作目をやらない訳にはいかないので、次回は「ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング」になると思います。やっぱタイトル長すぎるな・・・。

 ではでは、お楽しみに〜。

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