立誠シネマ。小学校で映画を観る
いつも見掛ける気になる建物。
京都の高瀬川沿いを歩いていると、よく目にします。
「この建物ってなんなんだろう?」
「ここって、中に入れるの?」
前を通るたびに気になっていました。
京都について、いろいろ調べているうちに、その建物の正体がわかりました。
元・立誠小学校(りっせいしょうがっこう)です。
1869年に開校し、1993年3月に閉校した京都でも歴史ある小学校。
閉校したあとも、演劇や音楽、展覧会などの様々なイベントが開催されています。
校舎内の一室には「立誠シネマ」と呼ばれるシアターがあり、毎日映画が上映されているそうです。
小学校のシアター。
どんなところなのか気になり、さっそく映画を観に行くことにしました。
立誠小学校の校舎内は、なつかしい雰囲気でいっぱい。
たくさんの教室に、大きな黒板。
閉校しているとはいえ、現役時代の面影がたくさん残っています。
こちらは、校舎内にあるカフェ「TRAVELING COFFEE」です。
もともとは職員室として使われていました。
机や椅子は、当時使われていた保健室や理科室のもの。
卒業生でなくてもなつかしさを感じます。
コーヒーを飲んだ後、校舎3階にあるシアターへ。
待合い室でしばらく待ちます。
上映時間になると、スクリーンがある部屋へ通されました。
部屋の中には、座椅子が並べられています。
全部で35席。小さなシアターです。
スタッフの方から上映の説明があり、映画がはじまりました。
今回選んだ映画は、園子温監督の「ひそひそ星」です。
舞台は遠い未来。
でもどこかなつかしさを感じる映画です。
映画の内容とシアター内の雰囲気が相まって、映画の印象をより強く感じました。
ふだん映画を観に行くことは少ないのですが、小学校の小さなシアターだと気軽に観られそう。
ちょくちょく映画を観に行きたいです。
立誠シネマプロジェクト|京都・木屋町通、元・立誠小学校のシアター
http://risseicinema.com/
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