川に流れる上津屋橋
翼猫さんのリクエストで、上津屋橋(こうずやばし)へ行ってきました。
時代劇のロケ地として使用されることが多い、京都でも有名な橋です。
行く前に、橋について調べてみました。
上津屋橋は昭和28年、京都の木津川に架けられた橋。
全長は356.5mで、木造の橋としては日本最大級です。
この橋には変わった特徴があります。
川の水位が上がると、橋脚に乗っかる橋桁と橋板が水面とともに浮かび上がります。
浮かび上がった橋桁と橋板は、そのまま川に流されます。
川に残るのは、橋脚のみ。
洪水によって橋桁が流された上津屋橋
(©Kazue Asano(4January2012) Kozuya_Brigdge_001.jpg From Wikipedia / CC BY 2.0)
この特徴から上津屋橋は、「流れ橋」とも呼ばれています。
昔は洪水にあっても破壊されない強固な橋を作るのが技術的に難しかったのだそうです。
川の流れに逆らわない柔軟な構造の橋にすることで、付近にある堤防の決壊も防いでいました。
下調べも終わり、早速出発!
場所は京都の八幡市です。
近鉄京都線の久津川駅から歩いて向かうことにしました。
30分ほど歩き、木津川の土手に到着。
土手には菜の花が咲いていました。
どこからともなく聞こえる鳥や虫の声が春らしく賑やかです。
土手を越えると見えました。上津屋橋。
周りにビルや電線などの人工物がなくて、いい眺めです。
橋に手すりがないので、渡るときは落ちないよう注意が必要。
高い所が苦手な人だとちょっと怖いかもしれないですね。
向こう岸まで橋の上を歩きました。
橋からの眺め。
何にもないです(笑)
逆に何もないのが気持ち良い。
ふと橋の下を見ると、どこかで見た顔。
誰かが石を並べて作ったみたいです。
前回、橋が流されたのは2014年8月。
現在(2017年5月)は補強され復旧されています。
こんなに大きくしっかりした橋が何度も流されてるんですね。
なかなか想像できませんでした。
しばらく歩き、向こう岸に到着。
橋の下にも降りられるようになっていて、河原で釣りを楽しんでいる方も見えました。
ぼくも木津川沿いをしばらく散歩。
橋の歴史を感じながら、久々に自然を満喫できました。
教えてくださった翼猫さん、ありがとうございました!
またのんびり遊びに来たいです。