サーキットイベントとインディーズバンドとの出会いについての話
深く考えずに気になったライブには行け、という尊敬する人からの刷り込み教育の下、サーキットイベントに行ってきました。
目当てのバンドは1組だけだったのですが、その前の出番のアーティストのライブもフルで観ることができました。
そのアーティストは以前ラジオを聴いていたことはあったけど、曲はほとんど知らない状態でした。
しかし当たり前ですが、MC以外の音楽もめちゃくちゃおしゃれでかっこいい!
お酒を飲みながらの演奏、ゆったりとした、でも力強い歌声にラジオを聴いていた当時の私には響かなかった、今だから響くものがありました。
セトリを確認して、改めてじっくり曲を聴いてみたいと思います。
これが私が常日頃教え説かれていた、
「深く考えずに気になったライブには行け。ライブには行った方が良い」
ということか!と思い知らされました。
そして、大本命のバンドの出番。
なかなかタイミングなどが合わず、大好きなのにライブには行ったことがなかったのですが、今回初めて、やっと、ついにライブを生で観ることができました。
外が寒かったため、基本的に室内にいたのでリハから観ることができ、本番以外のバンドの専門的なかっこいい部分も観ることができたし、リハでしか聞くことができなかった曲も聴けて最高の極みでした。
リハから入り浸っていたので本番は最前で観ることができ、そのバンドのステージを独り占めしているような感覚。
新曲も、なかなかライブでは披露されることのない思い入れのある曲も、もちろん聴きたかった曲も聴けて幸せでした。
このバンドに出会ってからのことを走馬灯のように思い出しながら、音源でしか聴いてこれなかった曲たちの演奏が眼前で繰り広げられている事実を楽しみました。
物販では欲しかったCDも買うことができ、サインもいただきました。
キモオタムーブしてないか不安になりながらもおずおずと思いの丈を伝えたら、「本当に嬉しい」と喜んでもらえたので、ひとまず任務完了。
サーキットイベントに行ったといいつつ、今回は会場の位置関係とタイムテーブル上、2組しか観られませんでした。
これじゃあ実質、対バンライブ。
時間的余裕があれば、もっと他のバンドも観たかった!
なのでまた機会があれば、次こそはいろんなバンドのライブを観られるように計画を立てたいと心に決めました。
FMPORTがなくなってから特に思い知らされますが、FMPORTは私に新たなバンド(インディーズ)・アーティスト・アイドルに出会う場所を作ってくれていました。
今でもそうですが、今までラジオ(特にFMPORT)からじゃないと沼にハマるほど何かのファンになれませんでした。
それはラジオでの人柄込みで曲もスタンスも好きになっているからです。
私は世間でちやほやされている話題のアーティストよりも、小さなコミュニティで活動しているアーティストの方が、心穏やかに且つ優越感を感じながらファンでいられるので、インディーズなどのマイナーめなバンドやアーティストが好きです。
FMPORTなき今、私がインディーズバンドに出会いやすい場がないことに気が付きました。
そんなのYouTubeやサブスクなどで簡単に見つけられますが、私にはラジオで出会うことが性に合っているので、どうしたら自分に合った方法で新たにインディーズバンドに出会えるのか模索しているところです。
それが今回行ったような、演者と観客との心理的な距離が近いサーキットイベントだったり対バンライブだったりするのかもしれません。
今度、好きなインディーズバンドのうちの1組がメジャーデビューするので少し寂しい気持ちもあり、こんなことを思っています。
今回のライブに行った後、「こんな幸せを与えてもらってしまっていいのか」と私の性格の厄介なところが出てきてしまいました。
いつか終わりが来てしまうことを考えてしまい、大好きなものを失うことへの不安を感じてしまいます。
しかし、そんなことを考えていては時間も無駄。
結論を言うと、ライブに行ったことによってバンドに対する好き度が何倍にも増してライブに行きたい欲がより高まりました!
だからこそ、今享受できるものを一つひとつ大切にしていかなければなりませんね。
とにかく、ライブ最高!ライブハウス最高!