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可愛川のオオサンショウウオ観察会(2022/7/30)

 世界で最も大きい両生類「オオサンショウウオ」の観察会です。この仕事についてほぼ毎年運営側として参加しています。役割は前後と当日の調整、見守り係です。水辺の観察会は、安全面を考慮しながら実施する必要があるのですが、大変さを上回る楽しさです。
 なんといっても国の特別天然記念物でもあるオオサンショウウオを間近で観察でき、その生態を知る調査のお手伝いにもなるからです。
 昨年同様あっというまに定員いっぱいとなり、人気の高さもうかがえます。参加に北広島町内者がいないのがちょっぴり残念なのですが・・

 この観察会はすぐに現地にいくのではなく、しっかり座学があるのが特徴です。オオサンショウウオの生活や生態、分布などをわかりやすく教えてもらえます。

 川の水量も水温もベストな状態。お天気が心配でしたが、雨雷なく1時間の川での自由タイムを泳いだり、もぐったり、のぞいたり、ガサガサしたりとみなさん楽しみながら、岸を探索したグループが、計測のために次々とオオサンショウウオを運んできます。重さ、全長、マイクロチップの有無を調べます。
 今回一番大きな個体は、4.9kg/87,5cmで、内藤先生によると30年〜50年生だろうとのことでした。(ざっくり言うと同い年くらい!?)
 指数を数えたり、体表の模様などを間近で感じられるのは、毎年感動します。
   2021年度可愛川の水生動物観察会(2021/7/31)

 みなさんが捕まえた魚たちも重要な水質の指標となります。三次地方では干して出汁をとるギギは、中流域の代表格のようです。毎年の観察会では、観察できた種からその年の傾向を知り、環境を考える機会にもなります。

 川といきもの、そして人間の暮らしがつながっているんだ、ということを体験を通じ学べた貴重な時間でした。
なつのかわはとってもたのしい。(見守り係なので足首までしか浸かれなかったけど。。。)

観察したいきもの 10種類
オオサンショウウオ/アユ/カワムツ/ムギツク/ニゴイsp./オオシマドジョウ/ギギ/ミナミメダカ/オヤニラミ/ヌマチチブ

※許可を取得し観察会および調査を実施しています(NPO法人西中国山地自然史研究会)
座学では江戸時代のオオサンショウウオも登場
肺呼吸はいつから?
オオシマドジョウ
ざぶざぶ歩く、泳ぐ
魚の姿をおいかける
ずっとずっと追いかけて泳ぐ


先生の解説
まずやってきた2個体


今回捕獲した個体のうち、4個体のみ計測
重さを測る
マイクロチップ挿入。
オオサンショウウオの匂い、どうですか?


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