【八幡をあるく】早春のトレッキング(2022/3/6)
3月にはめずらしく積雪のあるトレッキングでした。
朝は氷点下8度〜5度が続く日で、雪は固く動物の足跡も残っておらず、朝一番は歩きやすかったものの、気温があがるにつれ雪が緩み、時折ズボッと足がハマりながら、霧ヶ谷湿原までを2時間往復する中で、観察をしました。
先月も残っていたヤドリギの実、ネコヤナギやコブシの冬芽、エゾユズリハの葉やイヌザンショウの枝の食痕など専門家の上野先生の解説を聞きながら、ゆっくりを歩き、時には耳をすませ、いきものの痕跡や姿を追いながら、季節の変化も感じました。
霧ヶ谷湿原では青空が広がり、爽快な気分になります。
この雪解け水が湿原を潤し、集落の田んぼにも供給されると思うと、豊かな気持ちにもなります。
普段はデスクワークで室内に閉じこもっていますが、自然に触れると、この場所や環境をしっかり守っていきたいなと改めて感じました。
グリーンシーズンはもうすぐそこに。
フィールドの楽しさをもっと多くの人に伝えられるように、力を尽くそう。
羽が落ちてた。何だろう?
大きさや色合いからツグミだと判明。
キツネかテンによって食べられたんだろう、と上野先生
こちらはヤマドリの足跡がくっきり。
ふんを分解。玄米や果物が。キツネが民家近くで食べたのでは?という予想。
土を掘ったトンネルが。ハタネズミかスミスネズミだそう。
「動物のふんが落ちているよ?何だろう?」と上野先生
ノウサギのふんでした。
観察したもの
ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ウソ(声)、ツグミ
足跡:キツネ、ヤマドリ