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自己紹介_これまでの自分、これからの自分
noteを始めて一ヶ月。ここで自己紹介も兼ねて、過去/現在/未来の自分を考えました。
1.エンジニアになりたかった子供時代
もともと、何かを作ることが好きな子供でした。
小学生の頃はミニ四駆の改造にはまりました。チューニングはもちろん、肉抜きによる軽量化、サイドローラの増設などやっていました。
同じようにミニ四駆が好きな友達は、お店のコースで走らせている中、私はそういう場には出ていけずに、自宅で一人で改造と試走を繰り返す、そんな子供でした。
ミニ四駆に限らず、機械いじりは好きでした。これは父親の影響が大きいです。自宅にはドライバーやスパナだけでなく,はんだこてなどの電子工作に必要な工具から、当時は珍しかったPC(fm-77だと思う)もありました。
こういう工具を使い、何か壊れると、取りあえず分解して、修理してみるのが好きでした。ビデオデッキを修理したこともありました。
だから、小学生の頃の将来の夢はエンジニアでした。
2.研究者になった20代
大学では、機械系ながら、生体工学を学びました。人の顎について研究をしました。
研究は面白かったのですが、就職する際、自分は何がしたいか、と改めて考えました。やはり、技術を使って社会の役に立ちたい、と思って今の仕事を選びました。
その原点は、あるエスカレーター。このエスカレーターをテレビのCMで中学生時代に見たことを思い出しました。
自分の技術をどう役に立てるのか?
なるべく上流にいた方が、価値を多くの人に届けられる。でも、学術的な研究だと、価値を届けるまでに時間がかかる。
だから企業での研究職を選びました。
仕事をする中で、研究成果を製品にするための設計では試行錯誤が多いと思いました。
これを解消するためには、設計工学が重要。そこで設計工学を学び、技術士を取得しました。
また、この時期に研修でスタンフォード大の故石井教授から学ぶ機会を頂きました。
価値作り設計という考えは、私の基礎になっています。
ちょうどその頃、結婚して子供も産まれ、それまでのような働き方を見直す必要が出てきました。
時間をかけて自分で全てやるのは無理。考える時間も限られる。これをどうするか?
3.チームの力に気付いた30代
新たな一歩のきっかけは、社内のワークショップへの参加でした。ここで、ファシリテーターという存在を始めて知りました。
ファシリテーターによって議論が活性化して参加者からどんどんアイデアが出る。足りなかったのはこれだ、と思いました。
そこで、ファシリテーションを勉強し、イノベーションファシリテーターの認定を受けました。
さらに設計工学や価値作り設計で学んだ手法を組み合わせたワークショップを実践しました。
また、パロアルト研究所の講習でエスノグラフィーを学び、FieldWorkerの認定を受けました。研究者なのでエスノグラフィーを専門として仕事はしておりませんが、このスキルはいろいろなモノを見る上の基礎となっています。
また、これらのスキルを向上させ、社会に活かすために、未来メディアキャンプへ参加しました。
防災のテーマで検討を重ね、防災イベントの実施までこぎつけました。
さらに、エンジニアがもっと生き生きと活躍する世の中にしたい、と考えていたので、若手エンジニアを活性化させるエンジニアLinkでの活動に参画しました。
エンジニアLinkでの活動について、Shiawase3.0での発表も行いました。
これらの活動を通じて、チームとして活動し、成果を出すことは出来るようになってきました。
4.これから
デザイン思考の普及もあり、チームで成果を出すことに注目が集まってきました。
そのため、ワークショップのファシリテーションをお願いされることも増えてきました。
その結果、いくつかの場に関わらせて頂きました。
しかし、大きな組織になると、多くの人は、現状を維持することに注力しているように感じています。
社内でいろいろな手法を普及しようとしても、新しいことを学び、チャレンジしようとする人は残念ながらそこまで多くはありません。
働きアリの法則にもあるように、組織ではアクティブな人は限られています。
一般に、組織開発では、全てを一律に変えることは難しいと言われています。
働きアリで言えば、2割から変えていくことだと思います。もちろん全部を変えるのは難しいかもしれませんが、2:6:2の2だけでなく、6まで狙うことは本当に不可能なのでしょうか?
6割の人は、普通の人です。でも、2割の人が変われば、6割の人も変わりはじめます。言い換えれば、きっかけがあれば6の人も変われるということ。それができれば、もっと大きなことができる。
そのためには、組織的なアプローチが必要です。ただし、これまでに多くの人が挑戦してきたことであり、普通のやり方では出来ません。
私はこれを、テクノロジーによって解決したいと考えています。普通の人が新しいことにどんどん挑戦したくなるテクノロジー。そして、それを使った組織的な変化。そのために何が出来るかを考えていきます。
やってみようと誰もが思える社会
この実現を目指します!