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バリューグラフ#04 炊飯器

2023年からの新たな取り組みとして、私の好きなバリューグラフを、毎週1個つくってみたいと思います。
今回は一人で作成しますが、本当は複数人で作ったほうが良いものができます。

バリューグラフについては下記を参照してください。

今回作成したバリューグラフはこちら。

バリューグラフ#04 炊飯器

以下に、バリューグラフを見ながら、つらつらと思ったことを書いていきます。

今回は炊飯器を例にしました。炊飯器ってご飯を炊くものですが、最近はいろいろな機能が付いてますよね。簡単な料理ができたりするし。また、炊飯器を使った時短レシピとかも出ていますね。

もちろん、ご飯を炊くのがメインなので、いかにおいしくご飯を炊くかを各メーカーは追及して、内釜を変えたり、加熱方法を変えたりと工夫を凝らしています。こういう、基本機能を追求するのは、モノづくりの王道だと思います。

一方で、炊飯器は、一定のスペースをとるものなので、ご飯しか炊けない、となるとスペース効率が悪い、と感じる人もいるかもしれません。ご飯をそこまで食べない人は、たまに食べるご飯のために炊飯器を買おうとは思わないかもしれません。わざわざ炊飯器を買ってまでご飯を炊く必要があるのか?パンや麺では自炊はだめなのか?ご飯自体に価値を感じなければ、炊飯器の必要性もなくなります。

ご飯を食べたい人への訴求点はこれまで通りの方法かもしれませんが、ご飯を別に食べなくても良い人への訴求点は、ご飯のおいしさではありません。じゃあ何が響くか?

ご飯を食べない人でも食事は必要です。そのため、自炊をしたいならば調理するものは必要。さらにタイムパフォーマンスを求めるならば、おいしさではなく手軽さが重要。USBで炊ける一人用弁当箱型炊飯器なんてものが登場しましたが、これは手軽に使いたいというニーズにこたえるものだったのかもしれません。

炊飯器は、基本的にはご飯を食べたい人のもの。そのために進化してきたと思いますが、必ずしもご飯を食べなくても良くなった今、何か変化する必要があるのかもしれません。炊飯器に機能がどんどん付加されるという方向ではなく、他のものに炊飯機能が付与されるなど。

炊飯器の新しい発想は結構難しいですね。バリューグラフでちょっと異色なのは、「かっこいい大人でありたい」でしょうか。自炊=自立、という変遷で見出した価値ですが、炊飯器でご飯を炊けたからといってかっこよくはないですよね?同じご飯を炊くのでも、キャンプでパエリア作るのは、簡単だけどかっこよく見える(かも?) そう考えると、自宅でも、炊飯器でご飯を炊くのではなく、ガス台でご飯を炊くほうがかっこいいと感じるのかも。

フライパンに【蓋】をセットするとして、その【蓋】に機能があって、火力を自動調整するから簡単にご飯が炊けるとか、そんなものがあったら面白いですかね?

いかがでしたでしょうか?
他にも、作って欲しいバリューグラフのリクエストがあれば、ぜひコメント下さい!

※バリューグラフを使った、さらなるアイデア発想については下記を参照ください。

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