見出し画像

89歳のIT事情

私のIT教室の生徒さんで、89歳の脳外科医のお医者様がいらっしゃる。
約3年のおつきあいになる。
iPhoneの使い方のレッスンから始まり、今はEvernoteの使いこなしを主にレッスンしている。

65歳でパソコンを始められ、Androidをいち早く導入し、iPhoneは6からデビュー。
iPhone Xが発売されたときにはいち早く購入された。
今は、11ProとApple Watchを狙っていらっしゃる。

ITスキルは非常に高い方だ。

まだスマホ教室にお越しになる前から、Evernoteがとても優れていると知り、
書籍を買って、使ってはみたものの、わかりにくかったとおっしゃっていた。
使えたらどんなに面白いだろうを想像されていた。

私の教室に来られたときに、紹介したEvernoteの使い方を気に入っていただいて、すっかりハマってしまわれた。

どの様な使い方をされているのか。

主には書類のペーパーレス化。
日々の書類の整理と、膨大な研究資料の整理。

使用方法は、Evernoteと連動するアプリ、スキャナブルを使用してEvernoteに保存。
手に取った書類はその場で、保存する。

保存するときには、しっかりとタイトルをつける。
後で検索しやすい様に日付や場所、名前などキーワードをしっかりと入れて保存する。

整理はiPhoneとPC版を活用する。

Evernoteは、自由度が高いため、自分でルールを決めて、保存していくのがコツ。
これには、アナログのスキルも必要不可欠。
自分が何を、どの様に、検索をするのかを、理解して、イメージして、保存できる様になると使い勝手が非常に良くなる。

何を保存したいのか、何をすぐに引き出したいのか、自分で決めることができて初めて、Evernoteが活用できる。

自分の生きてきた記録を後世に残すために、様々な資料を残していく準備をされている。
Evernoteを終活に活用するということだ。
書類はもちろん、写真、手書きメモ、音声、あらゆるデータを一括で保存できるから、全てを一箇所に詰め込むことができる。

自分の親父が何をやってきたのか
それを見せたい

とおっしゃっていたのが印象的だった。
まだまだ保存したいものが、たくさんあると楽しそうにおっしゃっている。

私のIT教室にきてくださっているみなさまには、ぜひ、挑戦して欲しい課題だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?