デジタル全盛時代に、あえてアナログを選ぶ

インターネットが普及している今だからこそしたいこと

便利さと効率を追求するインターネット時代に、私たちは一瞬たりとも情報に触れない時間を過ごすことができなくなりました。朝、スマホを手に取ると一晩のうちに届いた通知がひっきりなしに目に飛び込みます。どれも重要そうに見えても、実際にはそのほとんどが一過性の情報。

その膨大な情報量の中で、私は次第に疲れを感じるようになりました。頭はいつもパンパンで、「本当に必要なもの」を見失っている感覚に襲われることが増えたのです。そんな時、ふと立ち止まって、あえてアナログなものに触れてみる事にしました。

初めてメルマガを利用してみた体験

最近、ホリエモン(堀江貴文)や中嶋聡のメルマガを購読し始めました。それまでは「メルマガ」という言葉にどこか古臭いイメージを抱いていたのですが、試しに購読してみると、意外にも一つひとつの文章が私に語りかけてくるように感じました。

メルマガには、SNSにはない「深さ」があります。一度届いた内容は、スクロールすれば消えていくタイムラインの情報と違い、何度も読み返すことができます。ホリエモンの経済的洞察、中嶋聡の技術的視点。これらの文章は、単なる情報以上に「考えるきっかけ」を私に与えてくれました。

音楽サブスクをやめてCDプレーヤーを購入した理由

音楽を聴く習慣は昔からありますが、最近までサブスクで膨大な音楽を「消費」している感覚がありました。好きな曲を見つけても、スキップボタン一つで次に進む。そんな無限の選択肢に少し疲れてしまったのです。

思い切ってCDプレーヤーを購入してみると、そこには驚くほど新しい体験が待っていました。お気に入りのアルバムを選び、ディスクをセットして「再生」ボタンを押す。その瞬間、部屋いっぱいに広がる音楽の豊かさ。音源そのものの温かみや、歌詞カードを手に取る感触は、サブスクでは味わえないものでした。

私が最初に手に取ったCDは、BUMP OF CHICKENと相対性理論のアルバムでした。CDの魅力はその物理的な存在感にもあります。ジャケットのデザインや歌詞カードをめくる楽しさ、棚に並んだアルバムを見てるワクワク感、それはまさに、アナログだからこそ得られる体験です。

デジタルとアナログのバランスを考える

デジタルの利便性は素晴らしいものです。しかし、それに慣れすぎた私たちは、時としてその便利さに溺れてしまうこともあります。アナログなものや体験は、効率とは無縁ですが、心の中に深い印象を残してくれます。

この時代だからこそ、あえてアナログに触れてみることで、新しい発見を得ることができるのではないでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!