素を出すか隠すか
INFPの友人と話していたが、INFPは持ち前の熱さ(重さ)とか鈍臭さを過去に誰かに否定されたことがあり(周囲の人の反応は当然だとも思う)、その経験から学習して本心を隠すようになっていることが多いと思う。
自分語りになるが、私こそINFPなことを隠して社会生活を送ってきた自覚がある。しかしそのGAPで苦しむことも多かったように思う。素を出したら熱い(重い)し、鈍臭いから嫌われるかもとか考えたりして友人や恋人にも素が出せないことが多かった。
少し歳を取った今考えると、そのGAPで苦しむくらいなら、最初から素でいたほうが良いのかもしれないと思う。INFPらしさ全開で行って自分を理解してくれる人とだけ付き合う(他の人にはバカにされたり冷たい目で見られる)のがいいのか、ちょっとくらい誤魔化すのがいいのか、最終的に幸福度が高いのはどちらなんだろう。まあ現実的には、上手くバランスを取るのが一番というのは分かるのだけど、どっち寄りに比重を置く方が幸せなのだろう。
INFPの友人と話していたときには、「素を出して行き、合わない人とは無理に付き合わず、素を隠すとかしていけばいいのかな」という話になった。素が合うかどうか試す問い掛けとかあれば良いねという話になり、「自分が気になることを言ってみて反応を見る。これ道徳的にどうなの?とか聞いてみる」というのが上がった。
ただ自分の倫理観がかなり狭いことも感じているので、相手に強要できないことも感じている(友人や恋人に全く同じ倫理観を求めるのはそもそも違うし、しかも求めるとかなり多くのものが倫理観外になる)。
例えばダウンタウンの松ちゃんが、面白いんだがなんだか苦手である。面白いことを言う・それでいてクールを気取るチキンレースをしているようなスタンスが見ていて苦しくなるので嫌いだ。
しかし恋人に「あなたも松ちゃん嫌いだよね?」とか言えない。他人と分かり合うのは難しいなぁ。