みどりいせきとトンガリキッズ
みどりいせきを読んだ。
子が高校の図書館で借りてきたものだ。
え、ハッキリ言っていい?
読み込めないんだけど。
と言うのが1ぺージ目を読んだ
アラフィフの正直な気持ち。
ちょっと悲しい。
でも後半はグングンのめり込んで
10代の張り詰めた空気が
拠り所のない寂しい気持ちが
誰かに頼りたくて
でもめちゃくちゃにしてみたくて
自分では言葉に出来ないぐるぐるが
昭和と令和でカチンと繋がった。
それは音楽のチカラによるところも大いにありそうで、著者のインタビュー記事も読んだ。
で、頭に浮かんだのが
雑誌『宝島』だったり
中森明夫さんの文だったり。
80年代のサブカルに憧れて宝島を買ったり
でも悲しいかな真面目っこで近づけなかった
あの頃の私が私のなかでウズウズしてる。
中森明夫さんの原宿のコラムを読んで
電車を乗り継いで実際に歩いてみたりした。
あの頃、オリーブっていう10代向けのファッション誌もかなり好きだったな。
写真が素敵だった。
観月ありさが神がかってた。
モデルさんとしての才能が凄かったと思うんだけど
女優さんになった。
雑誌、それぞれ一冊くらいとっておけばよかった。
あの頃の空気が懐かしい。
常々息苦しいばかりだったのにね。
後にまだ宝島が刊行されていたので手に取ったら
おじさん向けの週刊誌みたいになってて
すごくガッカリした記憶も朧げに浮かんできた。
記憶違いだったらごめんなさい。