欲深いのではなく、欲が無いからお金が貯まらない
プレジデントオンラインで見つけた、実業家キム・スンホの著書を抜粋した記事が良い内容だったので要約したい
井戸のポンプの呼び水と同様、お金持ちはお金を呼ぶ種銭を持っている。
投資の種銭は1000万円くらいはあったほうがいい。
1000万貯める、と言葉に出す、そして、1000万貯めると書いて壁に貼る。
言葉に出した瞬間、言葉は力を持ち、それを実現するための行動へ導いてくれる。言葉を閉ざすと、思考も閉ざされ、行動も閉ざされる。
辛い時も、1000万貯めるという言葉を繰り返す。
欲深いのではなく、欲が無いからお金が貯まらない。
まずは100万から始めると良い。続けていくうちに段々と貯金ができるようになってくる。
冷やかす人がいても構わない、それも練習と考える。この先の道のり、常にだれかに冷やかされることになるのだから。
複利を自分の味方につけよ。逆に敵に回した複利は、自分の首を絞め続ける。
───この記事では、1000万貯める方法の一つとして、
クレジットカードは捨てて主要な支出項目ごとに複数の預金口座を使え、といったことが書かれている。分割払いやリボ払いは複利を敵に回すことのようだ。
国家や企業の運営には、予算を編成しなければならない。どの分野にどれだけの予算を割り当てるか決めて、バランスの取れた編成を心掛ける。
これは個人の経済活動でも同じで、収入は主要な項目に振り分けてその範囲内で過ごさなければならない。国家や企業では他部門の予算に手を付けることはできないが、個人ではその辺をあいまいにしてしまいがちなので、気を付ける。
───最後に、これらは決してお金の奴隷になれということではなく、お金が無くて病院に行けない、家族を守れない、年をとっても働き口を探し回らないといけない、といったことこそ、お金の奴隷だ、と記されていた。幸福な道は、現実を直視した先にあるのだろう。