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DIY刃物の硬さを測る

火入れ、鍛造で刃物をDIYするとき、出来上がりの硬さを知る喜びは大きい。
「Tsubosan」というヤスリ メーカーが便利な簡易硬度チェッカーを上市してくれている。

硬度は国際規格で、いくつかある。
その中の「Hardness Rockwell C」で調べる道具がコレ。

先端が硬度の異なるヤスリになっている。
この先端で刃物の表面を軽くこすってキズを付ける。
キズが付いたらそのヤスリの硬度より柔らかい。
ヤスリの硬度は#40→#45→#50→#55→#60→#65
の順に硬くなっている。

わたくしが気に入っている刃物鋼「白紙1号」で火入れしたフック ナイフを測ってみると、#65でもキズが付かない。

硬く仕上げできるけど、錆やすくて保管に苦労する
このフックナイフも3ヶ月しまっておいたら錆が出てきてしまった

それなのに、試しにこの「白紙1号」と一緒に購入した「青紙スーパー」(これも刃物鋼)を火入れしてみたら、#40でもキズが、、、、

仕様書の通りの温度で、赤外線温度計で観察しながら火入れ(焼き入れ、焼き戻し)したつもりなのに、
失敗!

「青紙スーパー」はモリブデンが混ぜてあって錆には強い。
クッキング ナイフには便利。
でもでも、これは難しい課題じゃ!!

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