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レシプロソーにテーブルをつくる
Makitaに100Vで使用するレシプロソーがある。
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一般的なジグソーのブレード(刃)よりこちらの方が少し長いものを装着できて使い勝手が良い。
実際に使ってみると、本体の構え方や、ブレードを対象物へ当てる角度によっては、長いブレードの先端が激しく振動してしまい、そのままお構いなしに作業しているとブレードが折れてしまう。
使用には慣れとコツがいる。
ブレードはボッシュのものが使いやすいが、安価ではない。
そこでこれが折れないように、アタッチメントになる作業テーブルを作ることにした。
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既存の作業ベンチにクランプで固定することにした。向こう側と、左側で固定している。
乗っている対象物は、モチノキ科のナナミノキを簡易製材したもの。
韓国料理「スンドゥブ」用の大きめ「お玉」を作ってほしい、と依頼があって切り出している。
普通のお玉は、ステンレス板の縁でせっかくの豆腐が傷ついてしまうが、木で作って、縁を丸めて作ってくれたら、きっとうまいこと行きそうな気がした、という。
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ブレードが安定するので、割合楽に切り出すことができた。
レシプロ・ソー本体はテーブルの下面に取り付けている。
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本体の黒い縦長のものはスイッチで、速度可変になっている。これを膝でちょうど良く押しながら作業する。
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固定は、ソー本体にデフォルトで装着されている「L字型ピアノ線金具」をクランプして止めている。
このクランプは、上の画像の上部に見える「Cチャンネル」から切り出したパーツと、ピアノ線金具を挟むフラットバーで構成した。
ソー本体は4mmボルト4本でクランプするだけの簡易構造で、普段は本体を分離して使っている。
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テーブルの上面にブレードが突き出ている。
ブレードの先端は「サラ」の木ねじ二個で左右を軽く固定している。軽く固定しているので、ブレードは自由に上下運動できる。