No.38 行政書士試験にチャレンジした話
「そうだ、行政書士の勉強をしてみよう」
――と思い立ったのは今年の2月。
いくつかある法律系の資格の中から行政書士を選んだのは、
・受験資格がない
・試験科目が今の仕事と密接な関係にある(から学びやすい)
この2つの理由からだった。
初学者が独学で合格を目指すには800時間以上の学習が必要と言われる行政書士。
聞きなれない法律用語の理解に苦しみ、自分のレベルの低さを痛感した私は、それなりのレベルに辿り着けるまで受験はしないと決めて進んだ。
何より、本当に自分がそこまで学習を継続できるのか自信がなかったから。
しかしまあ、何とか、受験してみようと思えるところまでは学習できたのである。
もうここ(受験)まで来れただけでも嬉しかった。
私もやればできるじゃないかと、試験に合格したわけでもないのに喜んだ。
独学で、学習時間は長くて1日3~4時間。
忙しい日は1日5~10分程度。
試験当日までの総学習時間は、前述の800時間には遠く及ばなかった。
本気で資格を取りに行くなら、オンライン予備校を利用するのが一番の近道なんだろうなと思う。
しかし私は育児と仕事に追われる身なので、予備校で学ぶ時間的余裕はなく、スキマ時間で市販のテキストと問題集を反復するしかなかった。
テキストだけでは理解が追い付かないところは、有資格者のYoutubeやブログで補完した。
(Youtubeは時間と環境の問題で少ししか活用できなかったけど……)
そして迎えた試験当日、11月10日(日)。
無事、撃沈。
立ちはだかる問題を前に狼狽えまくったことがあまりにもショックで、自己採点はしないつもりで、自分の回答のメモは残さなかった。
それでもやっぱり後で気になって、回答を覚えているところだけを採点。
なんと、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」は模試でも取ったことがない高得点だった。
法令等の科目はおそらく残念な結果だが、記述式の問題で重要なワードは書けていたらしいことは大きな自信になった。
なんにせよ今年は落ちているだろうから、来年こそは狼狽えず余裕の合格を手にしたいところ。
今回のことで、法律の学習を継続できる力が自分にあると知れたのはとてもよかった。その一点においては、自分を信じ続けられそう。
なので引き続き行政書士と、ちょっと欲張って司法書士も目指してみようと思う。
何年かかるかわからないけど、子供が大きくなる頃にはどちらも持っていられるといいなと思う。