No.35 子育てに適した環境とは
月曜日。さあ今週もお仕事がんばるぞと気合十分に出勤した1時間後、保育園から連絡が入った。
「体に湿疹があるのでお迎えに来てほしい」
現在、息子が通う保育園では手足口病が猛威を振るっている。息子も先週発熱したばかりだったし、体の湿疹を見てお迎え要請を出した保育園の判断は間違ってはいない。
息子の湿疹はほぼ間違いなく汗かぶれだ。これは前から繰り返し出ていて皮膚科で処方された薬も使っているし、先週の発熱の時点で小児科医にも診てもらっている。
保育園に説明はしていたが、それでも「もう一回受診してほしい」と言われてしまったため、大急ぎで有休申請をして帰宅。
すぐに小児科へ行き、無事に「登園可能」のお墨付きを得たのだった。
こういうとき、自分が専業主婦か、自由な勤務形態の仕事だったら、悩まずに済むのになぁと思う。
私は働くのが好きだが、子供を育てるのも夢だった。
そして親になって、「働きながら子供を育てること」の難しさを痛感している。
できることなら仕事と育児は両立するものではないと思った。子供の度重なる体調不良で仕事は頻繁に休まざるを得ない。保育園に行きたがらない息子を必死に連れ出すのも辛い。保育士さんにも迷惑をかけてばかりだ。
やってやれないことはないし、今もやってるけど、何もかも中途半端で、やり切れない苦しさをずっと味わっているような気がしてしまう。
一人は仕事に集中して、もう一人は育児に集中する、というのがやはり合理的ではないだろうか。育児に集中するのは男性でも女性でもどちらでもいい。本当は二人でその役割を交代しながらやれたらいいが、週末だけとか、ある程度はできても、キレイに半分こできる労働環境は殆どない気がする。
子供は二人欲しいと思っていたけど、最近はその考えも変わってきた。
今のままで二人を育てるのは正直しんどいな、と思っている。
前にも書いた通り、きっと、やってやれないことはない。でもこれ以上いろんなことが中途半端になるくらいなら、やりたくない。そんな感じだ。
と言いつつ、仕事も子供も諦めたくはないので、ちゃんと稼げる自由業になるのが当面の目標。なれるのだろうか。一足先に独立した弟がうらやましい。私も早くそうなりたいと思う。
仕事と育児のことばかり考えてここまで書いたけど、私には介護も待ち構えているんだった。なんだか責任だらけで押しつぶされそうだけど、長女の運命として受け入れていくしかないね。
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