さとり世代
さとり世代真っ只中の私がさとり世代について、いま考えている。
さとり世代=「欲がない」というのはまぁ合ってはいるが、個人的な感触としては「意欲がない」という方が近い。
バブル期の若年層(バブルピーポー略してバブピ)に比べると欲がない世代かも知れないが、それなりに欲はある。
車が欲しい人は一定数存在するし、恋人が欲しい人もいるし、お金持ちになりたい人もいるし、社長を目指している人もいることにはいる。
車を買う若者が減ったというけど、あなたたちが学生時代や若年時代に購入し、家庭を持ち、一家に一台車があるという環境を作ってくれたおかげで、我々は「父さんが買った車があるし別に買わなくていっかー」となってるだけ。
さとり世代は、バブピが頑張って環境を作り、社会基盤を作ってくれたおかげで、「誰かがやってくれるならいっかー」とか「もうすでにあるし、いっかー」という思考から意欲が薄れ、積極的に行動しないという答えに辿り着いているのである。
このように、「意欲がない」ため、欲に対する執着がなく、ダメだとわかればすぐに手放すことも厭わないし、無理して手に入れようともしないので「欲がない」と括られてしまう。
戦後、先人が必死に生きてくださったおかげで高度経済成長を迎え、バブピの皆さんがさらなる安定したインフラを整えてくださったおかげで、そのバブピから爆誕した我々は安心して生きていくことができ「さとり世代」へと進化(退化?)した。
さとり世代の次の世代、20歳以下〜(脱さとり世代)の成長ぶりは、近年目まぐるしい。
さとり世代の我々は、
下の世代が頑張ってくれるならいっかー
とすぐにバトンタッチしてしまうよね