村上春樹 ジェイズバーのビールについて①
村上春樹の処女作で主人公、僕と鼠がビールをたくさん飲む「風の歌を聴け」という小説がある。
この本を読まれた皆様は、必ず一度は考えるのではなかろうか。
『こいつらビールにいくら使っているんだよ!』
大学生のくせにバーにいく時点で生意気だし、ビールも飲み過ぎである。羨ましい。
この本を読んだ、当時大学生の僕は彼らに憧れジェイズバーに近い店を探した。
そして見つからなかった...
・どれだけ飲んだのか。
主人公と鼠は夏休みにプール一杯分のビールを飲んだらしい。
25mプールには54万リットルのビールが入る。
瓶ビールは1本、500ml。108万本分飲んだことになる。
大学生の夏休みはおおよそ50日だから1日なんと..201,600本!
この小説はファンタジーに分類され、当然摩訶不思議なことが多々起こるが、
一番現実とぶっ飛んでいるのは、間違いなく二人が飲んだビールの量に違いない。
そして驚くべきは彼らのそれだけの資金力もさることながら、
ジェイズバーのビールの在庫。
1日に瓶ビールを201,600本も出せる店など存在しない。
そうジェイムズバーは実はビール工場なのである。
(アサヒビール工場の1日の生産量は50mプール4杯分)
彼ら2人がたくさんビールを飲めたのは出来立て直送の美味しいビールが飲めたからに違いない。