唇よ、熱く君を語れ。
カネボウ化粧品「I HOPE」
■口紅ひとつで、君を表現する
ふとテレビを見ていると、強烈な印象を受けた。
「唇よ、熱く君を語れ」
まさに、口紅に特化したCMソングではないか!
でも、聞いたことあるような・・・
調べてみれば、40年前も同じくカネボウさんのCMソングとしてつかわれており、今回はリバイバル。
現状、カバーしている歌手は不明だが、何人もの声が聞こえるし今後明らかになっていくことだろう。
■性別を越えたターゲット
私が注目して欲しいのは、ここだけではない。
コンセプトムービーを是非、見ていただきたい。
https://youtu.be/Jpuw9cmop-k
「誰を好きになってもいい。何を好きになってもいいのと同じで、性別ですら自分で決めていけばいい」
このメッセージを受け取ったとき、男性を起用すればいいのにと思った。
メイクで自信を持つことは、女性だけではなくて男性にも同じだ。
ワンカット男性が入るシーンがあったって、成立すると思っていた。
本記事を書くに当たり、ふと疑問が湧いた。
あの人は、あの台詞を言った人は女性なのかと。
調べてみれば案の定、井手上漠(いでがみばく)という方で、ジュノンスーパーボーイコンテストにも出場していたことがあるらしい。
化粧品メーカーのCMで、女性を起用してると思い込んでいたのは自分の方であったのだ。
性別なんて関係無かったのだ。
それを知れば、この台詞はさらに深くなる。
■唇よ、熱く希望を語れ。
曲自体もまた、原曲ではなくカバーをしているとともに、歌詞は新しくなっている部分がある。
「誰の目を気にすることもなく」
「ありのままをさらせよ」
歌詞もまた、新しい時代に新しいメッセージを伝えようとしている。
その他にも、コンセプトムービーの中には印象的な台詞が登場する。
「あなた以外の誰かに、なろうとしなくていい。」
「自分の心の中の声より、大切なものなんてないから。」
あなた自信を応援する。そんな想いを感じる。
ブランドの名前は知っていたけれども、強く興味を持ったことはなかった分、今回は強く惹かれたのかもしれない。
美ではなく希望を語るブランド
ブランドコンセプトだけでなく、これをもとに商品へと展開されていくことを楽しみしている。
https://www.kanebo-global.com/jp/ja/brand_concept/
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