ローグライク『ミイラハンター -語られざる王の遺跡-』序盤のヒント
どうも、黒道です。
嬉しいことに、一週間ほど前RPGアツマールに投稿した自作ローグライクゲーム『ミイラハンター -語られざる王の遺跡-』が、2017年12月17日現在で約2700回遊ばれております。
また、アツマール内の『RPG』カテゴリのデイリーランキングでは8位をいただきました。
遊んでくださった皆様、ありがとうございます。
まだの方、是非遊んでみてください。
さて、このゲームに関するコメントを見てみますと、「簡単」という意見と「難し過ぎる」という意見が両方ございます。
ローグライクゲームは、ダンジョンやアイテム、エネミーがランダムに配置されることにより、一定の攻略法が通じず常に用心しながら進まねばならないゲームです。
よって、運が影響することでスルッと行けたり序盤でボコボコにされまくったりということも大いにあると思われます。
とはいえ、ローグライク慣れしている方は、恐らく何回か試せば容易にクリアできるのではないかと予想しています(少なくとも地下10階までは)。
いくらランダム生成ダンジョンとはいえ、セオリーはある程度あります。ゲームに慣れ親しんでいる方は、過去の名作ローグライクからそういったものを自然と学んでいるので、簡単にクリアできてしまうのだと思います。
今から私が書こうと思っているのは、上記に当てはまらない方、地下10階に辿り着けず苦しんでいる方向けの、ちょっとした攻略情報です。
参考になれば幸いです。
■まずは装備品を探しましょう
基本的なデザインの話になりますが、このゲームは雑魚エネミーを蹴散らして無双感を味わうタイプのゲームではありません。
戦うべきか戦わざるべきか、戦わないとしたらいかにそのエネミーを回避するか。咄嗟に考えながら慎重に進んでいくことが求められます。
特に序盤はそうです。丸腰・レベル1で遺跡に放り込まれたライラは、最弱エネミーのこうもりと戦っただけでもなかなかの傷を負うでしょう。
何体かのエネミーと連続で戦闘することになれば、恐らく地下1階にいるうちに死亡ということもしばしば起こると思われます。
まず、宝箱を探しましょう。
特に武器です。ライラは基本的にエネミーより先に攻撃できます。こちらの与えるダメージがエネミーのHPより高ければ、エネミーをノーダメージで倒すことができるようになり、冒険がぐんと楽になります。
■レベルを上げましょう
武器や防具が整い、エネミーと渡り合えるようになってきたら、なるべくレベルを上げることを意識してみてください。
深い階層になればなるほど、経験値を稼ぐことによるメリットよりデメリットの方がやや勝ってきます。
しかし、もしあなたが10階に行って戻りたいだけならば、レベルを確実に上げることが攻略の早道となるでしょう。
あなたが仮にX階にいるとしたら、(X+1)レベルくらいを目指してレベル上げをしておくと安定するかと思われます。
■戦うべきでない相手を見定めましょう
これはかなり重要なのですが、あなたは出現したエネミー全てを倒す必要はありません。
容易に倒せそうなエネミーは倒して経験値に変え、倒せなさそうなエネミーはそっとしておく。これを実践すれば、生存率はグッと上がります。
特に、エネミーの中にはこちらが近付くまで眠っているものがいます。こちらが動いたのにじーっとしているエネミーがいたら、起こさないよう迂回するのも戦略のうちです。
どのエネミーとは戦ってよくて、どのエネミーとはダメなのか。
それは何度かプレイしてみてご自身で掴んでください……と言いたい所ですが、2体だけ要注意エネミーを紹介させていただきたいと思います。
○カルティスト
遺跡の地下2階から出現するこのエネミーは、『催眠術』という厄介なスキルを使ってきます。
これを使われて『睡眠状態』になってしまうと、3~5ターンの間何をされても目が覚めなくなってしまいます(攻撃されることで解除される、といった仕様ではありません)。
しかしながら、彼らはプレイヤーが戦闘を挑んでくるまで絶対にその場を動きませんし、手出しをしてきません。
つまり、こちらから喧嘩を売らない限りは回避できるということです。
余程倒せる自信があるか、通らねばならない道の邪魔になっているか。そのどちらかでない限りは無視するのが賢明でしょう。
なお、カルティストが戦闘後にアイテムを落とす確率は、こうもりや賊の10倍近くあります。
アイテムが足りなくて、なおかつ催眠術に対する対策ができている場合は、挑んでみるのもひとつの手かもしれません。
○痺れサソリ
痺れサソリは、地下4階から出現するエネミーです。
彼らの最大の特徴は、名前にもある通り『麻痺攻撃』です。
麻痺攻撃がヒットした場合、約半分の確率で麻痺状態になってしまいます。
このゲームにおける麻痺状態とは、攻撃力が約4分の1減少してしまう状態を指します。
たかだか4分の1とお思いかもしれませんが、攻撃力が減退するということは、それだけエネミーとの決着が延びる=ダメージを余計に喰らうことを指します。
特に防御力が高い敵に会ってしまった場合が厄介で、攻撃力が足りないためダメージが全く通らず死亡、という展開も起こる可能性があります。
痺れサソリ自体は、レベルさえ上げていればそこまで難敵ではありません。
しかし、麻痺対策が十分に取れていない場合、彼らとの交戦は最低限に留めるのが望ましいでしょう。
■上手に逃げましょう
遺跡に置いてある宝箱はランダム配置であるため、運悪く序盤で装備を拾えない、という自体も時たま起こりえます。
また、仮に装備が整っていたとしても、ちょっとした不運から思わぬ痛手を被ってしまった、というパターンもあると思います。
そういった場合は、良いアイテムを探したり自然回復を待ったりと、とにかく打開策が生まれるまでエネミーから逃げ続けねばならないでしょう。
この逃走スキルを磨いておくと、様々な場所で役に立つことになると思われます。
たとえば、宝箱やギニー、罠を使った回避法です。
多くのエネミーは、上で挙げたようなオブジェクトを踏んづけて移動することができません。
ということは、後ろにエネミーがぴったりと張り付いていたとしても、宝箱やギニーの周りをぐるぐる回っていれば、MPの持つ限りは逃走し続けられるということです。
袋小路に逃げ込んでしまって逆方向へ逃げ帰りたい場合、また少し回復すれば戦える場合等に利用すれば、便利なこともあるかもしれません。
また、ある程度深いところまで潜れているなら、エネミー『帰れざる者』を利用する方法もあるでしょう。
このエネミーは『理を歪める』というスキルを使います。
その効果は、今いるフロアをそっくり作り替えてしまうというものです。
このスキルは、フロアの構造を変えてしまうだけではなく、エネミーや宝箱も再配置してしまいます。
つまり、運任せということになってしまいますが、強力なエネミーに追い詰められてアイテムも無い、という最悪の状況から一発逆転で立て直せる可能性も秘めているわけです。
追い詰められてどうしようもない時は、敢えて彼らに戦いを挑みスキルを使わせるというのも手かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
上に挙げたようなことに気を付けていただけると、少なくとも10階までたどり着ける確率はグンと上がるかと思われます。
これらを心のどこかに留めつつ、是非『ミイラハンター』を楽しく遊んでいただけると嬉しいです。