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【前編】実録 診断士二次口述試験

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昨年まで阪神タイガースで指揮を執った岡田彰布氏。23年にリーグ制覇、日本シリーズ制覇を成し遂げ一躍時の人となりましたが、その年よく語った言葉の一つが、「普通にやればええんよ」でした。

その岡田彰布氏。前回指揮した最終年の08年には開幕から投打が噛み合いリーグを独走、早々と優勝マジックを点灯させ、2位以下に10ゲーム差以上のリードを作り地元関西は優勝間違いなしの風潮でした。しかし夏に息を吹き返したジャイアンツの猛追の末、最後の最後で優勝を逃しました。
絶望と共に、「物事に絶対はない」ファンは皆そう思いました。
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中小企業診断士二次口述試験の合格率は、殆どの年で99%以上、
しかも99.○○%という合格率です。
普通にやれば合格。しかし合格していない人もおり絶対ではない。

これは2025年1月26日、私が二次口述試験を受けた実録となります。
今回は前編で、私が口述試験面接室に入る直前までとなります。
講述質問内容とその回答などは後編に記載します。

【二次筆記合格~口述対策】
 1月15日朝。この日は本当は在宅勤務にするか、ともすれば午前休や有給を取りたかった。昨年合格出来なかった二次筆記の合格発表日。

 合格していれば我が家で手放しで喜びたい。妻も在宅ワーカーなのできっとその場で一緒に喜んでくれる。しかし、もし落ちていれば。妻は必ず私を励ましてくれるとは思いますが、落ちた瞬間の私のショックは恐らく凄まじいものであるだろう、そう、妻にどんな顔をすれば良いか分からなかった。

 そうしたこともあり、いつも通り出社することを選んだ私。発表は午前。
職場の最寄りについた朝9時前。結果はまだ。事務処理が一息ついた10時前。結果はまだ。居てもたっても居られなくなりトイレの個室に駆け込んだ11時ごろ。結果が出ている。番号は。ない、いや、縦読みじゃなく横読みだ。あった。二次筆記受かった。本当か。手が震えた。

 妻にも急ぎラインし、番号が見間違えでないか確認してもらった。やはり番号はあった。その昼、上司や先輩にお祝いということで昼食をごちそうになった。昼食の席で、これから改めて仕事に励みますとはいったものの、どうしよう、午後の仕事が手につかない。今日は勤怠締め日だし残業も多くやってるから、今日はフレックスで早く帰ろう。上司も優しい方で、仕事が手につかない私を察し、早上がりをお許し下さった。

まだ日も暮れぬ前の帰り道。あ、口述試験対策しないと。
そして私の口述試験対策が始まりました。

【口述試験対策】
 口述試験対策は、先輩診断士が有志でセミナーをやっていただいている場合が多く、私は二次筆記合格後の週末土日に行われていたセミナーに面直で1回、オンラインで1回参加しました。SNSでフォローしていた方やたまたま流れてきた情報から存在を知りました。それぞれ別の団体様が開催されていたセミナーです。面直のほうのセミナーでは、終了後に飲食店に移動しての懇親会もあり、気分はさながら診断士合格祝賀会。
 それぞれのセミナーでは模擬面接を実施いただき、想定問答集もいただきました。なんとも有り難い。

”私も絶対に合格して、来年は教えられる側にならないと。”

 模擬面談や想定問答集をこなして実感したのは、各事例企業の設定詳細が頭からすっぽり抜け落ちていること。ざっくりとは覚えていますが、口述試験ではざっくりとした質問に留まらず、事例の設定詳細を突っ込んでくるような質問もありそう。これではまずいということで、その週末から翌週平日(口述試験までの1週間)にかけて、各事例の読み込みと纏め直しを行いました。(纏めたものはnote過去記事でアップしたものです)

 そして、事例企業の理解を再度深め、想定問題集も引き続きこなし、、、と繰り返し、いよいよまた週末。口述試験の週末。土曜日は家にこもりまずは体を休め、夜を中心に最後に口述練習。早めに寝てとにかく遅刻はしないように。私は都内在住で、東京試験会場の明治大学からもほど近く、勝手知っているエリアということでそこは安心。

迎えた当日。そう、この記事を書いた日の朝。
8時に目を冷まし、朝食をとり、昨年新調したスーツにお気に入りのビンテージネクタイを締め、家を出発。試験時間はまだ先でしたが、早めに会場である明治大学へ向かいました。
 明治大学へは、試験予定時間の約1時間前ごろに到着。

※ここから先は、会場によりもしかすると異なるかもしれません↓

 会場の建屋に入ると案内の方がおられ、案内に沿って進んでいくと受験者控え室がありました。控え室は大きな講義教室で、そこで100人ほどの受験者が座っていました。そこで皆、過去問や想定問答集の読み返しをされていました。

 だいたい自分の試験時間の30分前くらいになると、試験時間が近い3時間帯くらいの方用の次の控え室へ呼び出しされ、移動しました。
 そこでまた10分ほど待っていると、同じ時間帯の方用の最後の控え室への呼び出しと再度移動がありました。そして最後の控え室でまた10分ほど待ち、試験15分前位になると、その部屋に係員の方が大勢入ってこられ、受験者一人につき一人付き添いいただく形になりました。そこでまずは本人確認を行い、本人確認が完了すると、最後の控え室から試験室の前まで、その方と一緒に移動するという流れでした。

 試験室前につくと待合用の椅子があり、そこでしばらく座って待つように指示を受けました。一つ前の時間帯の方がまだ試験を受けられていました。しばらく座っていると、前の方が出てこられ、その1分後、ほぼ定刻に試験室入室の指示がありました。

後編 入室から口述試験へと続きます。

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