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気まま一人旅 その1 千葉・南房総

Misskeyにだけ書き散らすのもあれなので、ちゃんとした旅行記を書いておきます。仕事忙しすぎて1か月半も放置していた
ちなみに、「その1」としているのは2回目以降も考えてるからです。


発端

「旅行して~!!」を発症したのが2月末。
旅行欲だけあって具体的な案がない俺氏は、AIに行き先を決めてもらいました。

AI特有のいっぱい挙げて来るやつ。
なんかよさそう!!

1つ行き先が決まれば後はこっちのもの。南房総の観光案内とかをひたすら漁り、行きたい場所を選定。
で、挙がったのかこちら。めっちゃ多いな!

後は、3日間の休みでどう巡るかを決め、最後に宿を取って完了。
東京湾アクアラインで入って反時計回りに一周するルートになりました。一日目は海と山!二日目は海!三日目は山!という感じ。
そして、今回はレンタカーのドライブ旅にしました。アクアラインを走りたかったのと、小回りが聞くのが採用の決め手。

旅行一日目(3月15日)

家出発

朝、5時起きで自宅を出発。そのまま新大阪から新横浜まで移動し、レンタカーを借りました。
(3日間ともにしたレンタカーの写真撮っておくべきだった……)

普段あまり運転しないので、最初は結構ヤバかったです。
ただ、途中から慣れてきて運転自体も楽しくなってました。暇つぶしに聞こうと持ってきたウォークマンが不要になったくらいには。
あと、カーナビが最強ですね。これないと知らん土地の運転とかできんわ……

1. 海ほたる(木更津市)

東京湾アクアラインの道中にある人工島のパーキングエリア。神奈川方面は一面の海が、千葉方面は陸に続く橋が、それぞれ展望デッキから見渡せます。
海沿いの海鳥の鳴き声が聞こえたのが印象的でした。パーキングエリアとは思えない時間でしたね。
めちゃくちゃ天気が良かったので、空の青さも際立っていてとても爽快でした。旅の始まりにぴったりです。

神奈川方面は一面の海!
アクアラインのトンネルを掘った掘った時に使ったらしいもの。なんかめっちゃいい感じに撮れた感。

着いたのは10時頃ですが、朝ごはんを食べてなかったので、ここらでさくっと。
フードコートが併設されているので、あさりラーメンを食べました。ラーメン以外にもあさり関連の食べ物が多かったですね。

2. 富津岬(富津市)

チーバくんの股間おへそに位置する岬。
岬の近くまで車で行けるのがいいですね。駐車場から徒歩1~2分くらいです。
めちゃくちゃ特徴的な展望台を登ると、東京湾と対岸の神奈川(横須賀あたり)を見渡せます。見渡す限り海で絶景でした。

異彩を放つ特徴的な展望台。
展望台からの景色。奥に見える陸が横須賀。
見ての通り平たい岬なので、車で先端まで行けます。

3. マザー牧場(富津市)

マザー牧場は山道ですが、カーナビに案内してもらった山道はかなり過酷でした。めったに運転しない人に待避所がある道を走らせるな。

やっとの思いで到着。一日目のメインです。
マザー牧場と言えば乗馬や乳搾りといった体験系が多いという印象。
ゆえにぼっち勢で楽しめるのか少々不安でしたが、普通に楽しめました。動物を見るだけで癒されますわ。
動物園とは違って、動物がのびのびとしているのがいいですね。自然に囲まれてるだけはある。

寝てるアルパカめっちゃかわいい。直立のイメージだからこんな姿もするんだ感。
羊のショーイベント。おりこうさんばかりでこっちもかわいい。
牛さん。「モォ~」って鳴くのリアルで聞く機会なかなかないかも。

あまり知らなかったですが、食べるところも結構あったのが意外でした。
というわけで、お昼ごはんにジンギスカン、おやつにソフトクリームを食べました。
ジンギスカンは生まれて初めて食べました。が、まさかのセルフサービス、見よう見真似でなんとかしました。

4. 道の駅 とみうら枇杷倶楽部(南房総市)

今回初となる道の駅。建物が個性的だったので行きたいリストに追加してました。
その中身は、ひたすらびわを取り扱っている潔よい場所でした。名前はそういうことね。
ここに来たことで、南房総はびわが有名という知見を得ました。千葉=落花生くらいしか知らないダメ教養だったので……

車からも分かりやすい、特徴的な建物。
おやつ(2回目)に、びわのシャーベットを食べました。

5. 原岡桟橋(南房総市)

上記の道の駅の近くの海水浴場に佇む、単なる桟橋。が、何故か異様に有名な場所。
NHKで取り上げられたんですよね。自分もこれを見たことがあるので、興味を持ちました。

車で行くのは非常に難易度が高く、住宅の車一台分の道路を進むとかいう今回トップクラスのやばさ。よく事故らなかったな……
いたって普通の海水浴場ですが、桟橋回りにはめちゃくちゃ人がいました。若者率が多いのはやっぱり映えポイントだからでしょうか。

日が暮れてきてわりと"映え"な感じに。
先端で撮った一枚。海が近すぎて怖い。

桟橋とは関係ないですが、西の海に夕日が沈んでいく光景がとても印象的でした。
一日の終わりって感じですね……まだまだ旅は続きますが、ちょっとセンチメンタルになったり。

一日目終了

お宿は館山の旅館。一日で結構南下したな~という感じ。
旅館のごはんがおいしすぎて狂ってました。こんなに食事を楽しんだのいつ以来だろう……
旅館自体が相当久しぶりなので、「おもてなし」で楽しませてもらいました。

海鮮系がメインのお宿。初手がこれでひっくり返ってました。
特におさしみが上手すぎる。神。
なんか豪快なものも次々と運ばれてきました。まさに「おもてなし」ですね。

旅行二日目(3月16日)

6. 洲埼灯台(館山市)

チーバくんのつま先に位置する岬にある灯台。
思ったより住宅地の中にあって驚きました。灯台ってもうちょっと離れた場所にあるもんかと。
一面の海を眺めながら朝日を浴びて一日がスタート。気持ちよかったです。

住宅地にある小山を登ったところにある灯台。
朝日と海のコラボがかなり良かったです。

7. 洲埼神社(館山市)

灯台のすぐ近くの神社。境内から海が見える不思議な場所。
海沿いの山に建っているからか、傾斜がかなりキツくて大変でした。朝じゃなかったら力尽きていたかも。

国道沿いに佇む入口。
確かに海が見えるなあと。この階段を登るのがかなり大変。
鳥居から富士山が見えるスポットらしいが、残念ながらこの日は見えず。

8. 野島崎(南房総市)

海沿いをしばらく走行。波音を聞きながらドライブできて気持ちよかった。
そうこうしているうちに、「房総半島最南端の地」にたどり着きました。
周辺は港か釣り堀のようで、朝8時くらいでも意外と人がいましたね。
遊歩道が敷かれて居るので、散歩がてら散策。意外と奥まで進めるようで、眼下に波が来ている岩場を踏み歩いたりなどしていました。
太平洋を臨む岩場がめちゃくちゃ壮大で良かったです。

佇む野島崎灯台。朝早すぎて中には入れませんでした。
「房総半島最南端の地」を示す石碑。遠いところまで来たんだなあと。
映えスポットとして有名らしい岩場にあるベンチ。
岩場からは一面の太平洋。めちゃくちゃいい水平線が撮れました。

9. 道の駅 ローズマリー公園(南房総市)

更に海沿いを進み、道の駅に到着。
唐突な西洋風建物で驚きました。周辺は普通の海沿い町って感じなのに、ここだけ雰囲気違いすぎる。
時期がよければ花もみれるらしかったです。少し早かったのであまり咲いてはおらず。
近くの直売所がちょうど開店した時間だったので、色々とお買い物もしました。

車で入ったらいきなりこの建物でびっくり。
こっちもおしゃれな建物。雰囲気がよかったです。

10. 鴨川シーワールド(鴨川市)

更に進んで鴨川市に到着。行くならここでしょ!というわけで、二日目のメインです。
土曜日ということもあって、人が多いこと。流石の人気スポットですね。
展示に関しては、他の水族館に負けないくらい力入っていました。

終始正面を向いていたナマズ。ファンサ力が高い(?)
意図は不明だけどめちゃくちゃ首を伸ばしていたカメ。かわいい。
ぶつ森でよく狩られてるタカアシガニ。とにかく大迫力でした。
優雅に泳ぐアルビノのエイ。特に人気で注目の的でしたね。
ペンギンは立ったまま寝ることは知ってましたが、実際に見たのは初めてかも。
近年人気が高いニシキアナゴ。かわいい。

鴨川シーワールドといえばパフォーマンス!こっちも見てきました。
シャチのパフォーマンスは、大迫力でかっこよかったです。というか、シャチかしこすぎでしょ。
あと、何気にトレーナーのスキルも高すぎますね。シャチに付いていけてる時点で人間辞めてないですか??
アシカのパフォーマンスは、かわいくて面白かったです。こっちもかしこすぎるんよ。
3頭のコンビネーション技が特にすごかった。トレーナー含めて息が合いすぎていて、ほんとすごい。

11. 鵜原理想郷(勝浦市)

事前調査で「理想郷ってなんだ……??」と気になっていた場所。
その実態はハイキングコースなんですが、結構複雑で分岐も多く、山系のダンジョンと言っても差し支えないほど。
未知の山道を練り歩くという、さながら冒険気分が味わえて、むちゃくちゃ面白かったです。
行く前の期待度と行った後の満足度の差は今回随一だと思います。

全体マップ。これ見ながらでないと結構迷いそうな複雑さ。
入口にあるトンネル。妙なワクワク感に駆られます。
登った先の岬からは海が見渡せます。
ちょっと大変ですが、下ることで隠れた浦にも行けます。
岬の頂上にある神社。立地的に神聖さがあるなあ。
海岸にたどり着いてゴール。すごい場所に建てられている鳥居。

12. かつうら海中公園海中展望塔(勝浦市)

鵜原理想郷からも見れるくらい近くにある展望塔。
名の通り展望塔が海中まで伸びているので、窓から海中の光景を見ることができます。
水族館とは異なり、自然の中を生きる魚を見られる貴重な機会でした。なかなか興味深かったです。
この日は波が荒かったので、あまり遠くまでは見渡せなかったのが惜しかったです。それでも十分楽しめましたが。

海岸から橋を渡った先にある展望塔。
窓の外に魚が泳いでいる異様な光景。

二日目終了

濃かった二日目も無事に終了。
晩ご飯を何にするか悩んでいましたが、勝浦市といえば勝浦タンタンメンだなあというのを思い出しました。
本場の勝浦タンタンメンおいしかったです。

ホテルは大多喜町で取っていたので、そのまま北上。夜の山道を初見で走る勇気。

旅行三日目(3月17日)

13. いすみ鉄道(大多喜町)

この旅行の発端。
始発駅である上総中野駅に車を置いて、始発で終点の大原駅まで乗ります。
ローカル線ってあまり乗る機会ないんですよね。ともあって、久々でテンション上がっていました。

上総中野駅の駅舎。すごく趣がある。
駅内のホームもこんな感じののどかさ。待ってる時間も癒しでした。

そんなこんなで乗車。始発だったので、あまり人はおらず、ゆったりとした時間を過ごせました。
車窓からは田園風景や菜の花がたくさん見られました。ここまでの旅行がせわしなさ過ぎた反動か、こういうのもいいなと感じていました。
あと、撮り鉄さんがたくさんいたのも印象的でしたね。愛されてるなあと、しみじみ。

黄色い車体が特徴の電車。いいですね。
奥のほうまで田園風景が続く箇所もあって圧巻でした。
有名な菜の花もいたる所に咲いていました。自然豊かでいい場所ですね。

14. 大原漁港(いすみ市)

大原駅から徒歩15分くらいにある漁港。鵜原理想郷で既に疲労していたので地味にきつかった
ここでは日曜日に朝市をやっているとのことで、今回もそれ目当てです。
こういうところでは食べ歩きするのが流儀なので、ひたすら食べました。
個人的には、特に伊勢海老汁とタコ飯がおいしかったです。

①イカとエビフライ
②タコ串
③伊勢海老汁
④漬けイカ
⑤タコ飯
⑥りんごジュース
⑦プリン

15. 粟又の滝(大多喜町)

いすみ鉄道で戻った後に養老渓谷周辺を徘徊。この辺りでは有名な滝とのこと。
滝といえば高所から落ちてくるというイメージが強かったので、この滝みたいな斜面を流れてくるタイプは意外でした。
遊歩道のすぐ近くに川が流れているので、避暑にぴったりな場所かと。夏はもっとにぎわってそうですね。

斜面を流れる滝。なかなか迫力がありました。
遊歩道のすぐ近くを流れる川。

16. 清水渓流広場(君津市)

この旅行最後の訪問地。濃溝の滝と亀岩の洞窟という、滝と洞窟のセットが見られる場所とのこと。
滝の規模はそこそこでしたが、滝が通る洞窟はなかなか壮大で、結構興味深かったです。
近くの遊歩道はホタルと紅葉が有名と後で知りました。絶対に今来るべきじゃなかったじゃん!!

滝と洞窟。朝に来るともっといい光景になるようで。
来る時期を間違えてしまった、ただの遊歩道。

帰路

15時くらいに出発しましたが、新横浜に戻ってきたのが19時半。まさかの4時間半コース。
強風で速度制限がかかっていたのと、都市圏へ帰る車が多すぎて、地獄のような渋滞に巻き込まれてました……
アクアラインを渡るときは渋滞を考慮しよう(教訓)

新横浜でレンタカーを返却して、晩ご飯を食べて、新幹線で新大阪に到着。
これにて旅行はおしまいです。ありがとうございました。

お土産

最後に買ったお土産だけ並べておきます。

海ほたるのメロンパン菓子。めっちゃ上手かった。
マザー牧場のラングドシャ。家に寄付しました。
ローズマリー公園で買ったびわゼリー。こちらも寄付。
旅の思い出の小物類たち。