独居老人部屋に残された見知らぬものと、見当たらない あって当たり前のもの
無くなった物と残った物
団塊ジュニアはひとりっ娘 番外編
母の介護生活ではたくさんの方が助けていただき生活してきました。
要支援で、まだ一人で出かけられていた頃から長年通ってくださった
#訪問看護師 さん
#ヘルパー さん
そして #ケアマネジャー さん。
持病が安定している時は良かったのですが、倒れた勢いで何度も骨折し、入院し、その度に日常生活動作レベル( #ADL )は下がり、癌になり、手術し、新たな癌になり、その転移がわかり化学療法を受けるようになると、口内炎や色んな副作用がでて食事が取れなくなり、幾度となく一人暮らしは無理なのでは?と思う状態になり・・・。
それでも自宅に戻り一人暮らしを取り戻し
介護度が上がり、ケアを増やせるようになった時に、土日もきてくれるもう一つの #事業所
ヘルパー さん を追加し
癌治療に耐えられなくなり、化学療法を辞めた後に診ていただくのは
「終末期」の「訪問医」。
(二ヶ月に一度は手術した大きな病院に血液検査と経過観察、時にCTなどの検査をしていただきました。)
そして自力でお風呂に入れなくなったので
入浴かい助
合計5箇所の事業所さんが毎日入れ替わりで来てくださっていました。
それが一日30分・午前中だけの訪問だとしても、倒れている母を見つけて各所へ連絡・連携をとってくださり。
最後に母を部屋から病院へ救急車で運ぶ時、長年来てくださっていたヘルパーさんがちょうど来た時でした。
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ベッドから自力で降りられないことの多い母の部屋に来る関係者さんには「合鍵」を渡していました。
なかなかしっかりした鍵は一本複製するのに数千円。
言われるままに、頼まれるままに作りました。
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母が亡くなり、やはり片付けをするのは私で。
とりあえず「遺影」を・・・と、母のGoogleアカウントにログイン。
乗っ取られていました。
元のスマホでならログインできるかも?
というアドバイス。
でも私が認識していた、母のiPhoneの箱が二つ重ねて置いてあったPCデスクのその場所には・・・
そういえばいつからか見当たらなくなっていました。
探しました。
母は生粋の マカー なのです。(Macintosh 現Apple 愛用者)
いろんなMacに関するもの、歴代のiPod(壊れてる)も箱と本体を手元に残し、手放した「iBook」に梱包されていたアレコレ。歴代のMacの保証書など何もかも置いてあるのに。
iPhone だけない
使っている本体は手元にあるのです。
でも以前使っていたiPhone7 しかもREDです。
わかる方ならわかるでしょう。
エデュケーションの赤。
無いんです。
どこを探しても。
二つ重ねて置いてあったiPhoneの箱。
どこかに片付けて欲しいと頼まれていないか聞いてみましたが、みなさんご存知なかった。
知ってても言わないですよね・・・
個体識別のシリアルは残ってるんです。
売られてたとして、このシリアルは残ってる。
探せるのなら探し当てたい・・・
今更、すでにサポート終了してるiPhone7に電源を入れ、自分のApple IDを入力する人は・・・私が盗みましたと言っているようなもんです。
安心してください。まだAppleにその旨を伝えていません。
安心してください。今から聞いてみたとしてもログインの記録は残っているはずです。個人のなにがしを突き止める事は可能です。
安心してください。返していたただいても、私が欲したかった「過去のデータ」がない物ですので。いろんなものが取り返せません。
そして・・・それとは逆に・・・
救急車で運ばれた翌日、母の部屋で見つけたのは
高級ボールペン
救急車で運ばれた当日、母の部屋に来たのは
訪問看護師
ヘルパー
救急隊員
この三者に聞いても心当たりがない様子。
私が気づかないだけで、前日に来てくださっていた
入浴かい助
の方かもしれない。
きっと大切なもののはず。
でも心当たりがないという。
ということは・・・
とりあえず出入りするみなさんに聞いてみた。
でも誰も心当たりがないという。
母が亡くなり・・・
無くなったiPhone(7が入っている箱と12が入っていた)箱
美容師だった母の「ハサミセット」
他に何か無くなっていたかもしれないとさえ邪推してしまう
そして残された持ち主のわからない高級ボールペン
モヤモヤしながら、残されたこのボールペン、どうしようかな?と悩んでしまうのです。