見出し画像

写真は料理に似ている(2)

こんにちは。うーめーオジサンです。
ブログというものを始めたばかりで、投稿意欲が高めなのがバレバレかと存じますw
きっと少しずつ投稿頻度が下がっていくのでしょう。。。

さて、前回の投稿は、「写真は料理に似ている(1)」でしたが、そこで申し上げた「提供=納品」の部分については、自分の中にもう一つ別の意見があったりします。

ちゅらPhotoのサービスは基本的にデータを納品して完了となりますが、実は心の中には、仕上がった写真を飾って欲しいという思いがあります。想い出の写真はアルバムやスマホに保存してあって、何か思い立って観ようとした時に観るのもいいですが、普段の生活の中でふと目に飛び込んでくるように、お家に飾っていただきたいと、撮影者としてはまあまあ強めに思っています。我々が使う人気のカメラ、フルサイズ一眼レフカメラの一つの大きな特徴は、「その撮影データを大きく引き延ばしてプリントできる」という点です。せっかくこんなカメラで撮ってるんだから、綺麗にプリントしてお気に入りの額に入れて飾って欲しいです💖

玄関にあると、家を出る時と帰ってきた時に目に入るでしょう。
トイレにあると、座っている時に写真を観て撮影時の記憶を辿るでしょう。
寝室にあると、毎晩眠りにつく時と毎朝起きた時に目にすることでしょう。

とまあどこに飾ってもいいのですが、こんな風にふと写真を目にして撮影時のことを想い出す瞬間こそが、写真が持つ素晴らしいパワーというか効果です。痛いくらい強い南国の陽射し、茂みを抜けた向こうの秘境のようなビーチへ向かう時の期待と不安、蝉の音と共に聴こえる波の音、ウミガメに会えた時の胸の高鳴り、などなど、写真そのものには写せない様々な記憶を思い出させるチカラが、写真にはあります。

料理に例えるなら「お袋の味」みたいな話しです。味が記憶を呼び起こすのに似ています。

つまり、撮影サービスの完了を「データの納品」で終わらせずに、飾ってもらうところまでを納品と考えることもできます。

となると、料理でいう「盛り付け」の部分が写真では、印刷用のデータを作成したり、必要に応じて印刷業者に発注したりすることにもなってきます。

ちゅらPhotoでは通常、各メニューの料金に含まれているデフォルトの納品データはスマホやPC等の画面で表示するのに適した比較的小さくて軽いデータのみです。ハガキサイズくらいならプリントしてもそこまで画質は悪くないでしょう。
でもこの中でもし、綺麗にプリントして飾りたい写真がある場合は、1カット単位でご指定していただいて、印刷用の高精度大容量データを1カット2200円にて別途販売しています。大抵の場合、全ての納品データがプリント用の高精度データである必要はないはずです。またこのスタイルにすることで撮影料金単価を比較的低めに設定できます。そうやって、お客様にとって無駄のないメニュー構成にしているつもりです。

ただ撮るだけが撮影ではない。
ただ作るだけが料理ではない。

撮影だけしてデータをずっとSDカードに入れたまま放置するなんて、料理した後それをフライパンに入れたまま放置しているようなものです。また、撮影したままのjpgデータで写真を楽しむのは、味付けが済んでいるレトルト食品を料理する(温める)ことに似ています。趣味で撮影を楽しむならそれでも全く問題ありません。ですが撮影サービスとして代金をいただいて提供される場合は、最終的にお客様がどういう風に写真を楽しむかに合わせて最適なデータを納品したいですし、そこまでケアしてこその撮影サービスだと思っています。

まだまだ他にも、写真が料理に似ている話はたくさんありますが、今回のところはこの辺で終わりにして、またの機会に続きを書きたいと思います。乞うご期待♪

いいなと思ったら応援しよう!