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ネットショッピングをやめるまで

初めてのネットショッピングは、アマゾンで職場の必需品を購入した時です。
クレジットカードを登録し、あっという間に注文完了、配送されて手元に届いた商品。その便利さから、使う機会が増えていきました。

その後は職場の方からおすすめされて契約したワイモバイル。
毎月もらえる、ヤフーショッピングで使える500円割引券。消費するためにアプリから商品を漁る日々。
程なくヤフーショッピングでも購入する機会が増えました。 本当に必要かと考えることはなく、ポイント消費のためにいつか使うだろうと思って物を購入する日々。

ワイモバイルから楽天モバイルに変更し、楽天経済圏で生活するようになりました。
通信環境からキャッシュレス、カードに証券口座など、あらゆることで楽天にお世話になる機会が増え、必然的に楽天市場での購入の機会が増えていきました。
毎月の固定費がポイントになり、買い物をすればするほど溜まっていくポイント。
残高を見るのが楽しいと思うようになりました。

「どんどん使ったほうがお得度が増えるぞ。期間限定ポイントも消費しないと。」
欲しいというよりかは、使わないとという意識で買い物をしていました。


読書が趣味の一つとなり、ある時読んだミニマリストの方の本。
「もう、僕達に物は必要ないのでは?」という問いかけが心に刺さりました。
身の回りには数々の物。本当に使っているのはごく僅かかもしれない。
そんな気持ちを持ち始めました。

こんまりさんの片付けのまほうの本を読んで、物を整理したいと強く感じ、仕事が休みになる度に物の整理に励みました。
物の整理は本当に充実した時間でした。今までの無闇なネットショッピングで増えていった物の中で、気がつけば自分の手元に残る物はほとんどありませんでした。

これがきっかけとなり、ネットショッピングについて考えを改めようと思い始めました。

ネットショッピングでなんでこんなに買ってしまうのだろうと今までの自分を振り返ります。
何かを一つだけ買おうとしても、同じページの中にどんどんと溢れて出てくる商品の数々。
期間限定で、カウントダウンが始まっているセール商品。
明日までしか使えないクーポン。
ネットショッピングは、買わないぞと意識していても自分の脳みそに直接語りかけてきます。

「買わないと損してしまいますよ。」

何か商品を一回でも検索しようものなら、スマホをいじっていればどんなところからもおすすめされてしまいます。 インスタグラムがその商品一色になったり、YouTubeの広告で何度も勧められる日々。

ネットショッピングをやめるにはどうしよう。

ネットショッピングを自分から遠ざけようと思い、
まずはアプリをすべてアンインストール。 
サイトでも見ることができるので、そのサイトをスクリーンタイムで制限。
メルカリも永遠と見ることができるので制限をかけます。

しばらく生活しましたが、特に不便を感じず。

「あれ、なくても大丈夫だ。」

そう思える自分が新鮮に感じました。

それから一度もインストールしたことはありません。


秋田県角館で茶筒との出会い!実際に手にとった瞬間、ビビッときた!



今では、欲しいものがあってもすぐに検索することはありません。 
実際に専門店に見にいきます。
専門店では、その商品をよく知る店員さんと話すことができます。
どんな商品が自分に合っているかを知ることができます。
たとえ自分の欲しい色やデザインのものがなくても、取り寄せて貰えばいいし、お店にあったものを実際に見て、この色も意外と自分に合うかもなと新しい発見もできます。
本当に必要なものだけが手に入ります。 
そうやって選んだものって、お気に入りとなって長く使いたいと思えます。
そして自然と物を買う機会が減っていきました。

今では、楽天市場の購入履歴は、祖母に頼まれて買った健康食品や、本が並びます。

実家に帰るとよく、新聞の広告欄に載っている本や、健康食品のまとめ買いを頼まれます。

祖母の方が使いこなしている笑


ネットショッピングがない生活、おすすめです!

まずはアプリのアンインストールから始めましょう。
なくても大丈夫ということに気がつけるはずです。

そして、ネットショッピングの無限の誘惑からおさらばしましょう!


写真:ついつい誘惑に負けて多めに買ってしまう、パン屋さんのパン達

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