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核のごみ 調査開始から2年 安全性に根強い懸念 北海道2町村
🌟概要
原発のごみの最終処分地選定の第一段階 文献調査が北海道寿都町と神恵内村で開始されて2年経過。
安全性などへの懸念あり、第二段階の概要調査に進む見通したたず。
NUMOが2年程度で地震や活断層がないかを記録して調査。
現在報告書をまとめていて、経済産業省が有識者会議で技術的に評価する。
第二段階の概要調査は、穴を掘って地盤や地層を分析。
第三段階は地下に実験施設を設けて検証する。
先行きを不安視する住民や地下深くに埋められれば安心、など町民の意見は割れたまま
町長が主体で応募しているが、北海道知事は反対の姿勢
経済産業省はできるだけ多くの地域で文献調査をするとしたが、これまで手を上げている自治体は北海道の2町のみ
道内の市民団体が調査の反対署名を提出した 街頭やオンラインで117,000筆を道に提出 知事に第二段階への移行に反対するように求めた
🌟感想
福島で起きた事故から11年が経ち、進んでいるかわからない廃炉作業。
汚染水の海洋放出問題や核のごみの最終処分場所が決まっていないなど、原発を最大限活用するという政府の考え方が、明らかに矛盾していると感じる。
最終処分地決定までの三段階は約20年の歳月がかかるそうで、トイレのないマンション状態は今後も長く続く。
多額の交付金が交付されるようで、それに釣られて調査に手を挙げれば、実質処分地は決定しているようなものだと思う。
第二段階への移行期間に、住民が全力で反対運動をしなければ、ずるずると調査が進んでいってしまいそう。
知事や市町村長が推進派であれば、国からの提案に簡単に賛成してしまうと思う。
自分達の意見を政治へ反映させるには、知事や市町村長が同じ意見を持っていないといけない。
改めて選挙は大事だなと感じた。
また、今回の北海道市民団体が反対署名を提出して要望したように、反対意見を一丸となって示せば、結果が出る時もあるのだなと感じた。
引用記事:福島民報新聞 「核のごみ 調査開始から2年 安全性に根強い懸念 北海道2町村」