アメリカの小学校 その2
こんにちは、駐夫@シアトルです。前回、アメリカの小学校での出来事を紹介した記事に肝心なことを書くのを忘れてました。9月から新学期となることはご存知の方が多いと思いますが、アメリカの義務教育は、概ね以下の通りになっています(州によって若干異なります)。
【Elementary school 】
Kindergarten:5-6歳 1 Grade:6-7歳 2 Grade:7-8歳 ・ ・ 5 Grade:10-11歳
【Middle school】
6 Grade:11-12歳 ・ 8Grade:13-14歳
【High school】
9 Grade:14-15歳 ・ ・ 12 Grade:17-18歳
日本と大きく異なることが4つあります。
1つは高校まで義務教育であることです。
2つめは、1学年遅らせることが可能なことです。9月生まれの子と8月生まれの子では、ほぼ1年、成長に差があります。8月生まれの子は同級生と比べて学習などが遅れがちになる不安があります。このような場合に本来は1 Gradeになる年齢であっても、Kindergarten に入ることができます。
3つめは、English Language Learnersという英語を話せない子供たちに通常の授業とは別枠で英語を教えるプログラムがあることです。日本人駐在員家族に限らず、世界中からアメリカに人々がやってきます。母語は、スペイン語、ロシア語、中国語など様々です。私の子供もこのプログラムにお世話になりました。因みに、Middle School からスペイン語、フランス語、日本語から選択して第二言語を学ぶそうです。
4つめは、Elementary school に通うには、親が送迎するか、スクールバスを利用するか、の選択になることです。なぜなら、州のガイドラインで、10歳未満の子供が1人で道路を横断することは推奨されない、子供1人のお留守番は12歳以上から可、というのがあるからです。そもそも、国土が広く何をするにも車の距離という事情があるので、ガイドラインが無くても子供1人では出かけられないですが…。
少し違う話を…。
これは、私の子供が学校で貰ったAwardです。「〇〇さんは、こんな良いことをしたよ!」という時に先生やクラスメートから貰えます。今回は、「廊下を走ってはいけない。」というルールを守ったからクラスメートから貰ったようです。「ただ歩いてただけなんだけどね。」とか言いいながら嬉しそうな顔をしてました。
先生が「廊下を走るな!」と怒鳴る(≒力ずくで押さえる)のではなく、先生も子供も一緒になって、子供を目に見える形で褒めて、ノビノビと育てるんだと感じました。