〈ビジネス連携story#01〉webの世界で、フリーランスがもっと高く飛べるように
こんにちは、山口県中央会です。
このnoteでは、中小企業のビジネス連携の魅力を分かりやすく発信しています。
今回は、2022年6月に事業協同組合を設立された「ウェブクリエイターwebevy協同組合」の皆様にお話しを伺いました。
#01 ウェブクリエイターwebevy協同組合
webの世界で、フリーランスがもっと高く飛べるように
―まず、“webevy(ウェビー)”というお名前について聴かせて下さい。どういった意味を込められているのでしょうか?
因幡尚子さん(代表理事):
これはwebと、英語で「群れ」を意味するbevy を合わせてつくった、造語なんです。
鳥の群れのように、女性のクリエイターグループとしてwebの世界を自由に飛び回っていこうねっていう願いを込めました。
実は私たち、webとネット動画を学ぶ「デジタルハリウッドSTUDIO山口」の卒業生なんです。
卒業後はそれぞれフリーランスとして活動しながら連絡を取り合っていましたが、
チームを組んでやってみようという話になり、任意団体の「webevy(ウェビー)」を立ち上げました。
そこからいくつかお仕事を頂き順調に活動していましたが、私が県外に引っ越すことになってしまって。
このままではお客様も不安に感じられるしチームの活動自体も途絶えてしまうのではと考え、
きちんとした組織を作って活動を続けていくため協同組合を立ち上げました。
―協同組合を設立して、それまでとどのような違いを感じられていますか?
因幡さん:
やはり社会的な信頼度が高くなりました。
企業の方などとお話する際にも、協同組合として働いていますと挨拶すると、
「お、それは凄いですね」といった言葉が返ってきます。
1人で動いていたときとは反応がぜんぜん違うなと。
山形紗也夏さん:
たとえばwebデザインの仕事を受けたとしても、サイトの構築からライティング、動画、さらにはパンフレットなど紙媒体まで……と何もかもまるっと頼まれるケースも珍しくありません。
納期もあるので、すべてを1人でやり切るには限界があるんです。
でも、協同組合だとそれぞれ自分が得意とする仕事に集中でき、苦手な分野は互いに支え合える。
大きな案件になるほど、メリットがあると感じています。
林真奈美さん:
つまずいたときに、身内として気兼ねなく相談できるのも心強いですね。
1人ではとても乗り越えられない高い壁でも、みんなと一緒ならクリアできる気がしています。
山形さん:
それはありますね。トラブルが発生した場合も、1人で対応するのと、3人で対応するのとでは、安心感がまったく違いますから。
―協同組合として、これから取り組んでいきたいことは何でしょう。
林さん:
私たちに限らず、山口県内にはweb関連の知識や技術を学んでいる主婦の方たちが結構います。
ところがそれが活かせる就職先が見つけられず、くすぶっているケースも珍しくありません。
いずれはそうした方たちとも一緒に働けたらと願っています。
山形さん:
新しいメンバーが増えるなら、協力するだけでなく、互いに刺激しあって成長もできますよね。
きっと仕事の幅もぐっと広がっていくと感じています。
因幡さん:
山口県内でなにかをフリーランスに頼みたいと思っても、どこをどう探せばいいのか分からないという現実があります。
だから仕方なく大きな企業に頼んでしまう場合が多い。
でも協同組合なら、そうした状況を改善できると信じています。
これから私たちも、web関連のスキルのある女性たちを集めて勉強会をしたり、一緒に仕事をしたりといった、プラットフォーム的な役割を果たしていきたい。
webevyはまだまだ羽ばたきはじめたばかりの小さな群れですが、webの世界をもっと高く飛べるように、これからも力を合わせていきます。
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