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【デッキガイド】アグロデモハン


「大ピンチ!パイレーツ・パラダイス」の環境でアグロデモハンを長く使ってきましたが、ミニセット後の環境においてレジェンド8位に到達できたので、ガイドを書きました。
構築にも思った以上に幅があるので試行錯誤しながらカスタマイズするのも面白いデッキですので、【コンセプト】~【簡易マリガン】まで読んでみて、気になったらとりあえずデッキを触ってみて欲しいと思います。


【コンセプト】

海賊ミニオンを軸とするアグロデッキで、ミニセットで追加された自傷シナジーを追加しています。
環境に多いビッグスペルメイジやドルイドに相性が良いですが、コントロールデスナイトや過回復プリ等に不利です。

【リスト】

レジェンド8位到達リスト。
個別カード説明や代替カード案は後述しますが、通常のアグロデモハンのリストとの違いはミニセットの自傷シナジーの追加になります(デッキの有利不利はそれほど変わりません)。
軽量ツルハシやパラグライディング等のドローソースは枠や武器重複、好みの問題で不採用です。
【デッキコード】
AAECAea5AwTHpAbEuAb8wAbM4QYN7Z8G/KgG17gG17oG1sAG2MAG9sAGkMEG1MEG1cEGrcUGseEGguIGAAED8bMGx6QG8rMGx6QG7d4Gx6QGAAA=

ジリアックスの構築も特徴的です。

【ゲームプラン】

ダメージが盤面依存かつ盤面を取り返す手段に乏しいため、1~3マナ帯は海賊を中心としたミニオンや武器を駆使して盤面の主導権を取りに行きます。
盤面で優位に立ったら、意識を相手の顔に向けて6〜7ターン目に削り切ることを目標としましょう。

【簡易マリガン】

・1マナミニオン
・スカイダイビングの秘印
・チームワークの精
・(海賊が盤面に残るなら)ホーゼンの荒くれ者

【採用カード】

海賊カード

このデッキの主軸になる海賊カード達です。
自傷シナジーカードを採用する都合上、従来の構築で採用していた南海の船長が外れています。

序盤はもちろん、場所と絡めて1/1海賊トークンの攻撃力を強化して顔を詰めることができるので、中盤以降も役に立ちます。
先攻1マナドロップとしては少し不安がありますが、後攻1ターン目に1マナ海賊と一緒に出すのは結構強い動きです。

このデッキのキーミニオン。
お宝卸売と違い、海賊が盤面に出てからプレイすることができるので、使い勝手の良いミニオンです。
序盤の盤面制圧に加え、秘印や場所を絡めたバースト要員にも。
1マナ海賊→秘印→荒くれ者が最大の上振れムーブですが、後攻で1マナ海賊→荒くれ者と置くだけでもかなり強いです。

個人的には最強の1マナドロップ。
自傷シナジーカードを追加したので、より重要性が増しました。
自傷で自滅することは少ないですが、対シャーマンではゴルガンネスによる20点ダメージに要注意。

こちらもかなり強い1ドロップミニオン。
スタッツは貧弱ですが、序盤に置ければ1/1海賊トークンを引く期待値も高く、荒くれ者やアドレナリンの悪鬼との相性も◎。

優秀なバースト要員の海賊。
統計的にはキープしている人が多い印象ですが、2マナで置きたいミニオンではないため、マリガンで返すケースも多いです。

このデッキのキー呪文。
2ターン目秘印→荒くれ者で盤面制圧するのが、このデッキの王道プラン。
中盤以降も相手に妨害されずに1/1を3体出せるので、荒くれ者や悪鬼に繋げてバーストダメージを狙えます。

中盤以降を支える場所カード。
置いたターンに無理に使用する必要はないので、お宝卸売や荒くれ者、悪鬼と使うようにしましょう。

自傷シナジーカード


ミニセットで追加された自傷シナジーのある武器。
自身に3ダメージ入るのは痛いですが、このデッキでは以下のシナジーがあり、活用できるレベルです。
・相手の盤面が空の状態でのジョブシャドウの雄叫び発動
・盤面に触らずに焼け石の追加ダメージ起動
・サウナの常連のコスト軽減
・アランナによる自傷ダメージの転嫁
・スリザースピアの攻撃力up

このデッキの貴重な飛び道具で、1マナ4打点という破格の性能。
ジョブシャドウの雄叫び発動やサウナの常連のコスト軽減等、リーサル以外で使う状況もあります。
相手の盤面が空ならアランナとの組み合わせで8点顔に飛ばせます。

4ターン目くらいまでに雄叫び発動できると非常に強力なミニオン。
早めに雄叫びが発動できる状況は以下の通りですが、1・2マナの動きがない場合は無理にキープしない方がいいでしょう。
・頭マッサージ師+相手盤面にミニオンあり
(後攻2ターン目)
・チームワークの精+相手盤面にミニオンあり
(3ターン目)
・焦熱のホチキス(後攻3ターン目)
・針治療(後攻4ターン目)

上手くコスト軽減して早めに着地できれば、ローグ・メイジ・パラの武器を受けたり、ミラーで秘印産の海賊を受けきったりしてくれます。
ホチキスでミニオンを殴ると、コストが2減ることは覚えておきましょう。

デッキ唯一の範囲除去カード。
除去としてはミラーや疲労ウォロ戦での活躍が期待でき、そうでなくても相手の顔にも打点が飛ぶので最低限の仕事はします。
ホチキスがあればミニオンを攻撃せずとも追加効果が乗ります。

観光客ミニオンとしての採用ですが、標準スタッツを持っており、能力と相まってそこそこの働きをします。
事前にホチキス装備してミニオンを殴ればミニオンの攻撃力と3点が相手の盤面か顔に、鍼治療を使用すれば顔への4点に加えて更に4点が相手の盤面か顔に飛びます。

その他カード


打点の軸となる1枚。
チームワークの精やホチキス、悪鬼で攻撃力が飛躍的に伸びるので、ヒーローで盤面を処理して、このミニオンを守りながら打点を稼ぎましょう。

スリザースピアとの名コンビ。
単体でも打点・盤面処理に活躍し、場所との相性も良いので、マリガンでキープしています。

通常のバフ型の構築ではなく、単体で強く自傷シナジーもある暴走&パワーモジュールを採用。
盤面優位な状況でポン置きすると結構相手は困ってくれます。
ターン終了時の3ダメージは、サウナの常連のコスト軽減やアランナの能力の対象になるので覚えておきましょう。

マナが余ったタイミングで使用し、弾丸ツアーを選んでデッキ外から追加の打点を持ってくるリソース補充カード。
外れカード(高コストミニオンやパイロブラスト)を掴まされることもありますが、ドゥームハンマーや自然の咆哮でゲームを壊せることもあるので、個人的には好みのカードです。

入替候補

自傷シナジーカードのうちの3種類(ホチキス・ジョブシャドウ・サウナの常連)は、通常の構築では採用されておらず、以下のカードが代わりに入っているケースが多いと思われます。
1~2種類入れ替えるなら、全部代えてしまった方が強いんじゃないかと思っています。

ゼフリスのランダム性を信用できない方は直接打点になるカードを採用してください。ケイン・サンフューリーが一般的。

ジリアックスも自傷シナジーを採用しないなら、横並び強化のためにパイロン&チクタクモジュールの方が一般的で強いと思います。

【マリガン(詳細)】

基本

先攻
・1マナミニオン
(秘印かチームワークの精がある場合は1枚だけ)
→優先順位はマッサージ師>スリザースピア・パッチーズ>お宝卸売
・スカイダイビングの秘印
・チームワークの精
(スリザースピアがなく、秘印があれば返す)
・(秘印等で海賊が盤面に残るなら)荒くれ者

後攻
・1マナミニオン(何枚でも)
・スカイダイビングの秘印
・チームワークの精
・(秘印等で海賊が盤面に残るなら)荒くれ者

条件付き

スリザースピアがある場合
→チームワークの精をマストキープ
→(除去されにくい相手の場合)ホチキス(後攻)

(序盤から盤面にミニオンを置く相手で)
チームワークの精がある場合
後攻でマッサージ師がある場合
→ジョブシャドウ

後攻で1マナミニオン+ホチキスがある場合
→ジョブシャドウ

秘印がある場合
→悪鬼のキープを検討(ほかの動きがあれば返す)

【ヒーロー別】

D0nkey氏のサイトからレジェンドtop1000の使用率上位7デッキとの相性について、追加マリガンや考察を書いていきます。

https://www.hsguru.com/meta

ビッグスペルメイジ

相性:微有利
追加マリガン:(後攻)ジリアックス
現環境の主役であるビッグスペルメイジは比較的戦いやすい相手です。
有利トレード以外は顔に行くことを意識。
武器を振るタイミング(2回目でも)でサウナの常連を置けると相手の算段を狂わせることができます。
後攻時のジリアックスは処理されにくいので追加マリガンに加えてますが、スリート・スケーター採用型が増えた場合、利敵行為になるので要注意。

ハイランダードルイド

相性:有利
追加マリガン:なし
ドルイドにはハイランダー・ランプ・スぺダメ型等がありますが、全般的に有利だと思います。
相手がマナ加速している間に海賊を横並べ&バフして押し切りましょう。
高まる波を採用している型もあるので、荒くれ者でバフする際は体力2のミニオンを1体は残すと良いと思います。

ピプシパラディン

相性:五分
追加マリガン:なし
統計上は若干不利のようですが、体感ではあまり感じないので、五分扱い。
長期戦になると生命奪取含めて滅茶苦茶されるので、ピプシが着地するタイミングで削り切ることを目標にしましょう。
横に並べすぎるとプリズムビームの餌食になりますが、削り切るためにある程度の割り切りは必要。

コントロールデスナイト(赤赤赤)

相性:不利
追加マリガン:ジリアックス
明確に不利なデッキその1。
横並びは簡単に処理され、回復も挑発もありと完全な不利マッチです。
序盤から全力海賊横並べかジリアックス(先攻・後攻問わず)でのワンチャンを狙っていきましょう。

アグロデーモンハンター

相性:五分
追加マリガン:(早めに使える場合)サウナの常連
お互い、焼け石以外の全体除去がなく盤面の主導権を取った方が圧倒的優位に立つので、序盤から盤面に全力を注ぎます。
盤面を取り合っているうちに自然とサウナの常連のコストも下がるので、なるべく早く着地させて相手の盤面のミニオンや呪文による打点を吸ってもらいましょう。

過回復プリースト

相性:不利
追加マリガン:ジリアックス
明確に不利なデッキその2。
デスナイト同様に除去・回復を簡単に行ってくるので、事故っていることを祈って、海賊横並べとジリアックスに賭けます。
デスナイト以上に苦手な相手なので環境に多くいる場合はアグロデモハンの使用を避けた方がいいと思います。

疲労ウォーロック

相性:微不利
追加マリガン:(序盤の動きがある場合)焼け石
クレッシェンドやドミノ倒し等で横並びを簡単に処理してくる厄介な相手ですが、明確な不利まではついていないマッチです。
鬼気迫る指揮者をいなすため、1・2マナの動きを確保できていたら焼け石もキープしていきます。
アグロデモハンは中盤のポップガーをケアするのが難しいデッキタイプなので、割り切って横に並べることも多々あります。

【まとめ】

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
近々ビッグスペルメイジを中心にナーフが来ると思われ、環境の変化が予想されますが、それまで使ってみていただければと思います。
ご意見・ご質問があれば、下記までお願いします。

chuntyun(@chuntyun_hs)さん / X (twitter.com)

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