「セイスと楽姫と盾と剣」 〜1%の人にしか需要の無いレベルのnote〜
◆ 前書き
いきなりですが皆様、「獣翼剛王セイス」を使っておられますでしょうか。
…
何で黙るんですか。
メガロードパック2で「ライトニング・ボルコンドル」がフィーチャーされた時にみんな言ってたじゃないですか。
「次はセイスだ!」「セイス強化ワンチャンあるぞ!」って。
そんなに好きならよぉ…
使えよ、セイスをよぉ…(脅迫)
◆セイスを支える2つのテーマ
実際にセイスを使ったデッキを作るとなると、最初に言っておかなければならないことが1つだけあります。
それは、セイスの力だけじゃどうにもならないということです。
変な希望は捨ててください。
そりゃあ3年前のカードですからね、限界はあります。
というわけで、今回は強力な2つのテーマに手厚くサポートしてもらいましょう!
まず1つ目は風属性/戦士族のテーマ「楽姫」です!
そして2つ目がメガロードパック2でサポートが追加された「右手に盾を左手に剣を」を使用したテーマです!
この2つのテーマが実はセイスと非常に相性が良く、様々な点でシナジーが発生しているので、後ほど詳しく解説させてもらいます。
◆ デッキレシピ
◆ 各シナジーの解説
「セイス」 × 「楽姫」
① 楽姫のサポートを受けられる
レベル7/風属性/獣族であるセイスは楽姫テーマの罠カードなどの効果発動対象に含まれています。
また「振楽姫チューバルディッシュ」の効果で回収することもでき、効果の発動も制限されません。
今すぐ「獣翼楽鬼セイス」に改名しましょう。
② 手札1枚で強力なアタッカーを場に出せる
セイスや強化される前のボルコンドルなどを使う際に問題となるのが、他のアタッカーを同時に場に出すのがかなり難しいということです。
普通にアドバンス召喚すると手札3枚を要求される訳ですから、下級や上級を出すので精一杯なんですよね…
そういった点を踏まえると手札1枚から強力なフュージョンモンスターを場に出せる、通称「墓地フュージョン」はかなり相性の良いカードだと思っています。
「セイス」 × 「盾剣」
① 魔法・罠を2枚伏せられる
メガロードパック2で登場した「右手の盾」は墓地の「右手に盾を左手に剣を」「左手に剣を右手に盾を」を合計2枚まで選んでセットすることができます。
これによってセイスの効果が発動しやすくなるだけでなく、「左手の剣」から繋げた場合はセイスのリリース素材まで確保できるので、その後の動きにかなり幅が出てきます。
② 2500で殴って2500で守れる
セイスが使いにくいと感じる要因の1つがステータスの低さです。
効果を発動する為には表側攻撃表示で出さないといけないのに、その攻撃力は1900と心許ない…
なので、もし元から伏せていた魔法・罠カードでセイスの効果が発動できるのであれば、回収した「盾剣」魔法・罠は攻撃と防御に回してみましょう。
攻撃時に魔法で攻守を入れ替えるとデバフを掛けた相手に2500で攻撃することができ、攻撃を受ける時に罠で攻守を入れ替えると返しのターンもきちんと2500で相手の攻撃を受けることができます。
「楽姫」 × 「盾剣」
① 戦士族の相互作用
「楽姫」も「盾剣」も種族が戦士族で統一されている為、例えば「弧楽姫ホルン・ワン・ユエ」の効果で「盾剣」モンスターが落ちても墓地の通常モンスター(戦士族)を回収できますし、「左手の剣」の効果で通常モンスター(戦士族/攻撃力500以下)である「揮楽姫コンタクト」を回収することも出来ます。
今回、墓地肥やし要因として「蒼救天使ルーア」を無理なく採用できているのも、種族が戦士族でまとまっているという点がかなり大きいです。
② フュージョンモンスターのステータス
これは流石に奇跡としか言いようが無いのですが、「楽姫」フュージョンモンスターは全て攻守が同じ値になっています。
つまり「盾剣」魔法・罠を発動した際にこちら側が受けるデメリットが全く無いのです!
「エクスキューティー」や「帝」など、守備力の値でカテゴリ化されているテーマも増えてきたので、一方的なデバフを押し付けて戦況を有利に進めましょう!
「セイス」 × 「楽姫」 × 「盾剣」
最後に3テーマを絡めたコンボを1つ。
必要な手札は「獣翼剛王セイス」「左手の剣」「楽姫の演舞」の3枚。
ちなみにセイスは「振楽姫チューバルディッシュ」で、左手は「右手の盾」+下級1体で代用できますし、演舞は予めセットされていればいいので割と揃いやすいと思います。
手順は以下の通りです。
① 「左手の剣」を召喚し、墓地から「右手の盾」を手札に加える。
② 「右手の盾」を召喚し、墓地から「盾剣」魔法・罠を2枚まで自分のフィールドにセット、状況に合わせて相手のモンスターの表示形式を変更する。
③ 2体をリリースして「獣翼剛王セイス」をアドバンス召喚し、自分の魔法・罠を墓地に送って相手モンスターいずれかの攻守を低下させる。
④ 「楽姫の演舞」を発動して「環幻楽姫アクションメロディ」をフュージョン召喚し、墓地の「一気貫通」をデッキトップに置いて相手モンスターいずれかの攻守を2000ダウンさせた後、1ドローして「一気貫通」を手札に加える。
⑤ 「一気貫通」を発動し、デバフが掛かった相手モンスター2体に「獣翼剛王セイス」と「環幻楽姫アクションメロディ」で攻撃する。
この流れに持ち込めると、相手モンスターのステータスにもよりますが、2体の攻撃だけで最大6700ものダメージを与えることが出来ます。
「右手の盾」の効果で表示形式を変更できる点、セイスの効果で守備力も下げられる点が「一気貫通」と非常に相性が良く、この3テーマだからこそできる究極のコンボですね!
◆ 後書き
いかがでしたでしょうか。
「獣翼剛王セイス」がきちんと活躍でき、3テーマそれぞれがお互いの性能を引き立てている良いデッキになったと思います!
面白いと思ってくださった方は是非実際に使ってみて使用感を教えてください!
え?
自分で使わないのかって?
…
実は私シュンシュン、
セイス1枚も持ってません!!!