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Taiko Drum Monster【招】について語る 【CHUNITHM】

WORLD'S END初心者の御霊です。

今回は、チュウニズムのWORLD'S END譜面
「Taiko Drum Monster【招】★★★」について、
チュウニズムと太鼓の達人の知識を持っている私が思うことを語ります。
この譜面は2年以上前(PARADISE)に追加されたのに、なぜ今更こんなことをするのか?と疑問に思った人もいるかもしれません。

その答えは、「明日削除されるから」です。

正直「まだまだ消えないだろう」と思っていたので、とても悲しい気持ちです。ただ、よく考えてみればウニと太鼓両方やってる人なんて少数派ですし、それ以外の人からするとよくわからん譜面なので、削除されるのは当然の結果かもしれませんね…

CHUNITHM LUMINOUSで削除が確定したWORLD'S ENDたち

自分の音ゲー人生

まず、自分が(元)ドンだーであることを証明するために、少しだけ自分語りさせてください。

元々音ゲーには全く興味がなかった人間ですが、YouTubeでたまたま太鼓の達人の手元動画(六兆年裏全良)を発見し、「音ゲーできる人ってこんなカッコイイんだ!」と思ったのが音ゲーに目覚めたのがきっかけです。

そこからスマホアプリの『太鼓の達人プラス』をインストールし、無料で遊べる曲をひたすら触っていました。当時は幽玄ノ乱や双竜ノ乱が登場していた時代ですが、何も知らない私はさいたま2000(現☆7)が最難関だと思い込んでいました。

その後もWiiUの『あつめてともだち大作戦』を購入し、私の人生が太鼓に染まっていきました。しばらくCS太鼓と共に生活していましたが、「やっぱりACがやりたい!」という欲求が爆発し、マイバチを購入してゲーセンに通うようになりました。その時のバージョンはレッド後期でした。

レッド六段を合格し、イエロー稼働直後に太鼓から離れ(原因は覚えていない)、グリーンバージョンで復帰することになります。
復帰後はデッド・オア・ダイと気焔万丈神楽を乗り越えて玄人を初合格し、ニジイロ2020で名人を初合格しましたが、メンテナンスの悪さに嫌気が差して、本格的に太鼓のモチベーションが低下しました。

私の住んでいる場所が、音ゲーという観点で考えるとそこまで恵まれておらず、ショッピングモールのゲームコーナー(主にモーリーファンタジー)でプレイすることがほとんどでした。しかし、そういう店はまともにメンテナンスが施されていないことが多く、「先週はしっかり反応していたのに今はフルコンすら狙えない…」というパターンがとても多かったです。

正確に叩いても記録に反映されない音ゲーは本当につまらないものです。当時は2020超人合格を狙っていましたが、我慢の限界が来てしまい、Twitterで「メンテナンスの影響が少ない音ゲーを教えてください」と呟いたところ、フォロワーさんにチュウニズムを勧められたのが私の音ゲー人生第二章の始まりです。

想像以上に自分語りが長くなりましたが、太鼓ガチ勢歴は約3年(CSを含めたら5年くらい?)、最高段位は2020赤枠名人、適正段位は玄人以上名人未満ということだけ知ってもらえたら嬉しいです。

2020名人合格時のリザルト


譜面の概要

ここから本題のドラモン招について触れていきます。
(タイコ "ドラ"ム "モン"スター なので、ドラモンという略称が一般的です)

まず、【招】という属性について。
チュウニズムのノーツを使って本家譜面をできるだけ再現した譜面のことです(本家譜面を「招く」イメージ)。
代表的なのは『FIRE BIRD【招】★』ですね。バンドリのEXPERT譜面が完全再現されています。
他にも、【撃】はオンゲキ楽曲にのみ使用されている属性ですが、文字が違うだけで【招】のようなものです。

そして、ドラモン招は太鼓の達人のおに譜面を再現した譜面です。

赤色のタップが🔴(ドン)、青色のフリックが🔵(カッ)になっています。タップとフリック以外のノーツもありますが、それについては後ほど触れます。
小ネタですが、ノーツデザイナー名が
「おに ★★★★★★★★★★」になっているところにも、制作者の拘りが感じられます。

通常譜面では、ここ↗️に譜面制作者の名前が記載されている

難易度

譜面のコンセプトは説明できたと思うので、肝心の難易度について触れていきます。

結論から言うと、まあまあ難しいと思います。
「難しい」というより「人を選ぶ」と言った方が正確かもしれません。

なぜ人を選ぶのか、順に説明していきます。

まず、本家譜面への理解が必要なこと。逆手入りになる場面があったり、エアーが混ざったりと例外はありますが、基本的には本家譜面通りの譜面なので、太鼓経験者と未経験者の差は大きいです。譜面の速度が変化する「ソフラン」が導入されているのも、本家に慣れている人が有利な理由の一つです。
そもそもドラモンという楽曲はリズムが独特で、本家譜面をやり込んでいない人が1から譜面を理解するのは大変だと思います。

次に、端フリックというテクニックが必須であること。個人的にはこっちの方が重要だと思います。
青色のフリックというノーツは、文字通り弾くことで成功判定が出ます。本家は叩く場所が異なるだけで🔴も🔵も叩くだけで良かったのが、ドラモン【招】の🔵は「弾く」という動作が必要になり、難易度が爆上がりしています(某ボカロ音ゲー並のハンドスピードが要求される)。
「じゃあ無理じゃね?」と思う人がいるかもしれませんが、このゲームには「端フリック」という端のマスを触ればフリックが光るテクニックがあります(仕様が複雑なので、かなり噛み砕いて説明しています)。

↑     🔵=端を触る というイメージで大丈夫です。     ↑

端を触るだけで「弾く」が「押す」に易化する素晴らしいテクニックですが、チュウニズムのスライダーは意外と広く、自分では端に触ったと思っても実際は触れていなくて失点することが多いです。
端フリックは「安定しないから」という理由で使用していない人が大半で、それを曲開始から終了までずっとやらされる譜面なので、自分のように端フリック歴が長くないとまともに戦えません。

まとめると、

「本家譜面をやり込んでいて、なおかつ端フリックを安定して成功させられる人」

でないとスコアを出しづらい譜面ということです。

逆に言えば、この二つさえ揃っていればチュウニズムが上手くなくてもスコアは出せます。
偶然にも私は条件に当てはまっていたので、自身のレートよりも強い(と思われる)記録を出すことができました↓

14.29(金レ)のリザルト
15.05(虹レなりたて)のリザルト


レギュレーション

ここから、私が知っている(あくまでも予想なので、厳密には違うかもしれない)範囲でドラモン招のレギュレーションについて紹介していきます。

・🔴は赤タップor黄(EX)タップ、🔵はフリック

これは見たら分かると思います。

・EXタップにエアーが付くことがある

逆に言えば、赤タップやフリックにはエアーが付いていません。

・EXタップのエフェクトは必ず「集中線」

EXタップのエフェクトにはいくつか種類があり、現在は「上」「下」「右」「左」「内から外」「外から内」「集中線」「円(時計)」「円(反時計)」の9種類があります(ドラモン招が実装されたバージョンではこれより少なかった)。
ドラモン招のEXタップは、全て「集中線」に設定されています。

「上」 通常譜面はこれが7~8割を占めている
「集中線」 ドラモン招は全てこのエフェクト

・3マス以下のノーツは登場しない

ノーツのサイズの話です。
ドラモン招は4マス、6マス、8マス、16マスの4種類で構成されており、3マス以下の小さいノーツは存在しません。

・連打は16分ホールドで再現

いっぱい叩くことでスコアが伸びる連打ノーツは、ホールドで再現されています。
更に、終点が16分間隔で「並べられており、ドドドドドド…」と、本当に連打しているような音が鳴るようになっています(プレイヤーの連打よりオートの連打っぽい)。
Everlasting Todayのように擦る必要はありませんが、大量のホールドが重ねられているので、始点でミスると大変なことなります。

14個のホールドが重なっている

・風船はスライドで再現

一定時間内に指定された回数分叩くことができればスコアが伸びる風船ノーツは、風船っぽい形のスライドになっています。
更に、風船の打数もスライドの中継点で完全再現されています。細すぎ。

黄色い丸の数字に注目
青い線(スライド中継点)の数に注目

・ソフランも再現

上の方で触れましたが、ノーツの速度変化も再現されています(チュウニズムは「特定のタイミングから速度が変化する」のに対して、太鼓は「ノーツごとに速度が設定されている」ので、若干見え方に差はあります)。
文章では伝わりづらいと思うので、YouTube等の動画で見比べてみてください。

太鼓の達人【招】譜面の未来について

ドラモン招が削除されたら、二度と太鼓の【招】譜面はプレイできないのか?と不安になる人もいるかもしれません。

結論から言うと、それは100%ないと思います。

根拠はいくつかあります。
まず、チュウニズムに収録されている太鼓の達人の楽曲は、2023年12月13日時点で『Taiko Drum Monster』『セイクリッド・ルイン』『8OROCHI』の3曲です。
更に、本家のドラモンには裏譜面(チュウニズムのULTIMA、maimaiのRe:MASTERのようなもの)があります。
ここまで作り込まれているシリーズを簡単に手放すとは思えませんし、別の曲orドラモン裏の【招】譜面が追加される可能性は高いです。

それだけではなく、【招】譜面の追加を匂わせるような公式の発言があります。

CHUNITHM 7周年スタッフコメント より

8OROCHI(MASTER)譜面を作ったアミノハバキリさんのコメントです。
太鼓を知らない方向けに説明すると、『8OROCHI』はギミックが特徴的な譜面です。表譜面は比較的大人しめの譜面ですが、裏譜面がヤバい譜面で、サビ前にノーツがノーツを追い越すという、初見では100%捌けないソフランが仕込まれています。オロチといえばこのギミックというイメージが付いてしまうくらいには見た目のインパクトが強烈で、オンゲキの方でも忠実に再現されています(弾幕の演出なので、譜面自体の難易度に影響はありません)。

ウニのオロチにギミックは搭載されていませんが、スタッフコメントで追い越しについて触れられているということは、オロチの譜面が追加される伏線であることは間違いないと思います。
譜面が追加されるとしたらULTIMAかWORLD'S END【招】の二択ですが、MASTERの時点で完成度が高いこと、MASTERに本家の裏譜面の要素があることから、ULTIMAの可能性は低いです。

本家譜面のラストの複合が…
通常譜面で再現されている


したがって、次の【招】譜面は

8OROCHI【招】
ノーツデザイナー:裏 ★★★★★★★★★★

だと私は予想しています。

あくまでも個人的な予想なので、全然違う曲かもしれませんし、二度と太鼓の【招】譜面が来ない可能性だって否定できません。「こういう妄想を膨らませているオタクもいるんだなー」くらいの気持ちで捉えてください。

最後に

長々と語ってきましたが、太鼓とウニ経験者からすると最高に楽しい&制作者の愛を感じられる譜面なので、今後も登場してほしいと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
質問や意見があればコメント欄へお願いします🙇‍♂️

(手元動画です、興味がある方は見てください)


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