恋せよ/仏の道(徒然草第3段、第4段)
徒然草 第3段現代語訳
色々なことに立派でも
色恋に全く関心がないと云うのは
何か物足りないもので
それは、最高級の石でできた盃の底が
そんぐり抜けてしまっているようなものである。
理想の相手を求め
月夜の中夜露に濡れながら彷徨い歩き
周囲の人の視線を気にしながら
心の余裕もなくなり
そのことに想い悩み
そして挙句に相手には会えず
次第に独りで布団に入ることが増え
夜も眠れない日が続く
そんな様子はとても素敵だと思う。
とはいえ、恋に溺れてしまう風ではなく、ちょっと
「簡単に落とせそうもない男性だな」
と思わせることができるのが理想。
徒然草 第4段現代語訳
来世のことを考えて
仏の道を疎かにせず
常に関心を持っている人は
奥ゆかしい
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