WithUこそ真剣にFESTAを聞くべき
2021年4月9日にFESTAが初公開された。
時間はたしか朝の4時だったはず。
私はそろそろ眠りにつこうとしていたか、ふいに目が覚めたかのどちらかだった。とにかく「眠い!」と思いながら動画を見たのです。ただ一瞬で目覚めることになる。
ミイヒの第一声を聞いて跳び起きた。
「うますぎる…」
今まで何回ミイヒの声を聴いてきたかはわからないけど、とにかく衝撃的なサビだった。
実はこのサビが2番だとわかるのはもう少し後のこと。
この曲はハンパないと確信し、それからFESTAを楽しみに待つことになった。ただFESTAはなかなかリリースされず、ファンの方がUSJで録音してくれた音をひたすら聞くこととなりました(笑)
いつか絶対にFESTAを語らなければならないと思っていたのですが、ついにその時が来ました。やっと「U」の収録曲としてFESTAがリリースされたからです。そしてWe NiziU TV2にて、念願のUSJロケも放送されましたね。
カムバの盛り上がりも落ち着いたこのタイミングで、私もFESTAを再度じっくり聞き、改めて語ることにしました。
NiziUのボーカルを語ります
当たり前ですがFESTAはボーカルのみです。ダンスやビジュアルはありません。
NiziUといえば歌って踊れる、しかも可愛いのが魅力のアイドルです。でも私はこのボーカルだけのFESTAで、NiziUの強さにやられました。
つまり今日語るのはNiziUのボーカルの話です。
ズバリ!FESTAを語りたかった理由…
「NiziUのボーカルが最大限活かされた、NiziU完成形の曲だったから」
私はNiziUはボーカルのチームだと思っています。
ここで虹プロジェクト東京合宿のボーカルテストをおさらいしましょう。
1位:マコ
2位:ニナ
3位:ミイヒ
4位:リク
見事に上位層全員NiziUですね。いや、だから歌のポテンシャルが高いのは知っているんです。
でも私がNiziUのボーカルに可能性を感じるのは、その個性と調和のバランスです。とにかくNiziUのボーカルは、世界で戦うための必殺技だと思っています。しかしその部分を深く書いてしまうと時間が足りないので、今日のところは割愛。
とにかくFESTAはNiziUのボーカルを聞くために、外せない曲だと思います。ということはNiziUの魅力を最大限に見せつけてくれる曲です。
ところでNiziUは9人組です。これって”世界”を考えるときにあまり有利なイメージがありません。
しかしFESTAは9人だからこそ歌える歌です。しかもただの9人組ではなく、NiziUだからこそ歌える歌。
だから私はFESTAに魅力を感じます。
Step and a stepを聞いた時、「あれ?」と思いませんでしたか?あの曲の魅力は、時間がたった今はわかります。でも初めて聞いた時、NiziUはもっとできる、なぜこの歌割り?と思った人が多いのではないでしょうか。
この疑問や不安を丸っと回収したのがFESTAでした。
前置きが長くなりましたが、ようやくFESTAの話に入ります。
細かいパート割でNiziUの魅力を最大限発揮
FESTA最大の注目ポイントは、パート割の細かさでしょう。
FESTAは1番のサビまでに、なんと全員が登場します。実はこんな曲は今まで存在しませんでした。
このパート割が秀悦すぎるのです。NiziUの魅力を存分に発揮しすぎています。
1番初め
「hey」
がまずかっこよすぎる。
そしてリオの
「ok」
がFESTAの雰囲気を作ります。
おもしろい曲がはじまるぞ、とこの時点で高まる。
はじまりの歌詞は
「welcome to the」
これが3回続きます。
リオかな?マコかな?調子よく聞いていたところ、3回目だけリマの登場。びっくりした。
声、歌い方、全然違いますよね。
最初の「welcom to the」は歌です。対してリマの「welcome to the」はラップです。
色々な声を持つNiziUだからこそ、こんな面白いスタートを切れます。お見事。
一気にFESTAが加速。
歌い出しは
「what's up準備はできてる?」
リクです。
これもう初めから歌唱力で勝負していますね。タイトル曲はダンスやビジュアルも重要で、さらにサビの見せ方も大事です。だからこそ歌い出しはリマやリオが多いのですが、FESTAは歌だけですから。始まりからリクで攻めます。「NiziUって歌うまい」ってなります。
「心singing弾むfeeling」
リクからマコに続くのですが、間に聞こえますよね、リマの声が。
これがもう最高。
リマがラップめちゃくちゃうまいのは周知の事実ですが、こんな声を挟める人いますか?うますぎです。おかげでリクマコという黄金ボーカルが際立ちます。
続いて
「嫌なことforget」でリマ
「one全員がスターになる」でマユカ。
もうここはプチラップパートです。
でもここにも間に1人います、マヤが。マヤはボーカルなんですけど、NiziUの中では声が低めで、ラップの間に挟まるのに最適なんですよ。
興奮してきました。
その後はメインボーカルの登場です。
「welcome光舞い始まる」でミイヒ
「lose control」でニナ。
もうバチクソにうまいです。
ミイヒが綺麗な裏声で、ニナがパワフルに、高音を出します。二人の違いと、全力ボーカルに圧倒される。
そして間に登場するのがなんとアヤカ。
「カラダ動いたら幕開けのsign count down」
このパート、アヤカ史上最高にアヤカに合っていた気がします。メインボーカル陣もラップ陣もこの声は出せません。
もう1サビまでで9人いないと完成し得ない曲だと証明できました。
歌がうまい人だけじゃなくラップができる人、声が特徴的な人といなければ成り立ちません。
FESTA、おもしろすぎる!
妥協を許さないサビ
サビは3回ありますが、マコ、リク、ミイヒ、ニナだけで歌います。一切妥協しない、NiziUの本気のボーカル。
特に2番のミイヒ→ニナとつながる部分の歌唱力には私も痺れました。あそこを一番最初に聞いたからこそ、これだけFESTAが好きなのかもしれません。
FESTAは雰囲気も明るくて、テーマパークのイメージが強いです。だからこそサビのボーカルで妥協すべきでないのです。ここで歌唱力を見せつけるからこそ、かっこよく仕上がっています。
完璧です。
FESTAは2番こそしっかり聞くべし
1番についてあれだけ語りましたが、FESTAの見どころは2番です。1番が基本だとしたら2番は応用。
NiziUの曲は2番で少しアレンジされていることが多いですが、それにしてもFESTAは別次元におもしろいと思っています。
まずはラップからです。Poppin' Shakin'と同じようなパターンですね。
しかし一味違うのが、間にミイヒが出てくるところ。さっきまでサビを歌っていたエースシンガーが、2番の出だしに登場です。
ミイヒの声とラップ陣の声の対比が際立っていて、出だしからめちゃくちゃおもしろい。
そしてその次が私が一番好きな部分。
リオ「雲のパレード風singして」
マヤ「you just clap your hands you just clap your hands…」
リク「元気満タンにCharging now let's move」
マヤ「地球の裏側まで届けよう」
この掛け合い、やばくないですか?歌割りが細かいと言いましたが、ここはもう掛け合いですね。
NiziUにはいろいろなケミがあります(歌唱面で)
たとえばマコリクはサビコンビ、リマユカがラップコンビみたいなやつです。色々ありますが、私はリクとマヤにもシンパシーを感じます。虹プロジェクトから見ても、二人で同じ役割やっていることが多いんです。
だからこの掛け合いは痺れました。
しかもリク、マヤそれぞれに歌ってほしかったようなパートが来ました。
リクは「who's your mama」で見せた力強いボーカル。これをいち早くNiziUで見たかった。彼女はサビで安定的に歌うことができるため、目立つけどチャレンジングなパートが少なかったんです。それが今回やっときました。
「元気満タンにCharging」です。
私はリクのこの声を聴くために生きてきたのかと思いました(笑)
そしてマヤですよ。「地球の裏側まで」ですよ。これがマヤですよ。もうこのパート、やばかったです。だってかっこよすぎるじゃん。
マヤはNiziUのスパイスです。サビも歌えるくらいの歌唱力がありますが、雰囲気を変えるのが得意ですよね。だからこそやや地味なパートが多かったんです。でも今回はやってくれました。独特の声を張り上げて、派手に雰囲気を変えるパートを。
待っていたよ、これを。
ミイヒの完全復活と新たな可能性
NiziUのメインボーカルといえば間違いなくニナとミイヒでしょう。しかしステステのときは、ミイヒは抑え気味でした。
2ndから復活してきたものの、FESTAで完全に復活。それだけでなく新しい可能性も見せてくれたと思っています。
というのもCメロの「ハピネス続くforever」ですよ。あの高音ってニナの得意パートじゃないですか?今まで通りならニナがサクッとこなしてくれていたはず。しかしまさかまさかのミイヒが歌ったんです。
痺れました。
歌唱力はたしかながら、ニナとはまた違った表情を見せてくれましたね。
NiziUにミイヒがどれだけ必要なのかが改めてわかりました。またミイヒが復活したことにより、NiziUの可能性も広がりましたね。やはりミイヒがいなければNiziUは成立しない、そう強く感じられた曲です。
嬉しい誤算
ふぅ。語った。
FESTAが好きすぎてめちゃくちゃ聞きました。まだまだ魅力にあふれる曲だと思いますが、まとめると最高な曲です。
FESTAを聞いた時、私はNiziUの正解はこれで、今後この形を基本として勝負していくべきだと思いました。最適なパート割、サビは歌唱力で勝負、ラップをしっかり活かすような曲。これこそがNiziUにぴったりで、9人だからこそ成せる技で、これを極めれば世界に近づける、と。
しかし嬉しい誤算がありました。
それがChopstickです。
ずっとずっと書きたくて仕方がなかった「FESTA」ですが、きれいな音源が出るタイミングまで待っていました。しかし同時に「Chopstick」がリリースされてしまった。
大事件でした。
Chopstickはちょっと変な曲で、パート割も均等です。歌唱力を見せつけるパートも少なければ、かっこいいハモリとか掛け合いとかもありません。でも確実にNiziUの新たな扉が開かれました。
「なんだこれは」ですよ。
最高にNiziUにフィットしていて、かっこよすぎたんです。こんなにNiziUが好きでこんなにNiziUを見ているけれど、NiziUの可能性はこんなもんじゃなかったと。ハッとしました。
NiziUはまた一つステップを上がり、今までとは全く別の次元に行ったような気がします。
これ以降はまたの機会にじっくり話したいですね!
ありがとうございました。
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