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ジンバブエの精霊に出会う旅 vol.2

パスポートや、マイルカードをつくり

お金をドル紙幣に換金するなどの準備を着々と進めました。


なにせ、32歳にしてはじめての海外です。

準備することがたくさんありました。


大きいスーツケースを買い、

ムビラ先生から国際線の乗りかた・乗り換えかた、
入国審査の手続き方法を教えてもらい、

いよいよ出発が近づいてきました。


出発の1週間を切ったあたりで、

先生からメールで連絡が入りました。


先生は、ツアーが始まる2-3週間前にジンバブエに行き、
現地で過ごしています。

以下、先生からのメールを引用(一部省略)

ジンバブエでの儀式の準備のため、
ムセキワと僕でジンバブエの田舎におもむき、
ジンバブエの偉大な精霊、ムサニャンゲに会ってきました。

最初、聖なる庵におもむき、
そこでムサニャンゲを体に宿しているおじいさんに会い、
ムセキワと僕で"チペンベレ"という曲を演奏しました。

しばらくすると、
おじいさんの体が震えだし、
うめき声をあげ、
そして、
おじいさんの体にムサニャンゲがやってきました。

ムサニャンゲが、
質問してきました。
「儀式を開催したいのか。」

僕は、儀式を開催したい旨、
日本の先祖たちとジンバブエ、アフリカの先祖たちがつながる事には意味がある、
と思っている事などを話しました。

そしてムサニャンゲが答えました。
「儀式の開催を認めよう。」

続けて、ムサニャンゲが、
話してきました。
「気づいているか?ここはジンバブエだ。
しかし、ここには、
ジンバブエの精霊だけでなく日本の精霊もやってきている。」

『日本の精霊もジンバブエにやってきているのですか?』

「そう、この庵にも、今、日本の精霊たちがやってきている。」


帰りの道々、
ムセキワが言いました。
「ムサニャンゲが言っていた。
今回の儀式、もしかすると、ビリナガニレも遠くからやってくるかも知れない、と。」

ビリナガニレ:ジンバブエの偉大な精霊の1人。
ショナ民族の象氏族の人々のトップに君臨し、
象氏族の族長を任命する権利を有する。
ムサニャンゲの姉にあたる。

これが、今回の儀式の、
これまでの経緯です。

現在、ムサニャンゲ、ムセキワ、僕、
で儀式の準備を進めています。

ムサニャンゲから、
みなさんにメッセージがあります。

「日本から来る人たちに伝えてほしい。
我々は、ショナ民族の儀式に大切な、
我々に古くから伝わる聖なるお酒を儀式に向けて醸造する。
日本から来る人たちにも、できれば、儀式で使うため、
日本の伝統のお酒を持ってきて欲しい。

そして、もう1つ伝えて欲しい。
日本の伝統の衣装があると思う。
伝統の衣装は、先祖たちにとって、とても大切なものだ。
もし、持って来られるのであれば、
伝統の衣装を持ってきて、儀式の時にはそれを身にまとって欲しい。
そうすれば、その者たちを守っている先祖たちも喜ぶだろう。」



… あれ?


ツアーで体験できる儀式、

もしかして思っている以上に本格的なの?!

… え?

精霊って、人に宿ってるの?!


… 偉大な精霊??!!


現地の状況が垣間見れる

突然の連絡に戸惑いつつ、

精霊と先生のやりとりに衝撃を受けつつ、

一体どんな経験ができるのだろうかとワクワク。


そして、私の先祖の霊が、ジンバブエへと導いてくれているようにも感じ、

うれしい気持ちにもなりました。


ほとんど荷造りが完成していたスーツケースに

伝統の酒として日本酒を
伝統の衣装として浴衣を追加して、仙台の家を発ちました。


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