~看護師人生開幕~
まずは准看護師として脳外科病棟で勤務開始。20歳になり故郷の成人式に帰りたかったが、故郷が恋しくなることが予想されたためシャットアウト。
初めてのプリセプターがつく。そして鍛練の日々が始まった。
毎日病棟につけば、まずはプリセプターに今日の目標と、疾患の理解を報告。
そして始まる。「これは何で?理由は?」「何でそう考えたの?」「この患者さんのHbは平均どれくらいなの?」、なぜ?なぜ?なぜ?
最初はこの「なーぜなーぜ」が心地よかった☺️ただこれが来る日も来る日も当然のごとく毎日である。
そして最も苦痛である「ベテラン&お局様」への、みんな大好き申し送りターイムだ。
申し送りを始めて数秒後に鳴る「ペンの先端をデスクにコツコツ」と奏でるハーモニー。時にはゆっくり。時には雷鳴のごとく!速く!強く!!
はいでました。フリーズタイム突入。そして愛のあるしばきをうける。
そんな日々を過ごしながら事件発生。
普段通り部屋もちをし、吸引処置も適宜行っていたのだが、お局様にステーションに呼ばれ、ステーションの中心で「吸引も全くしないで、何を考えてるの!?どういうつもり?」と言われる。しかし自分は行っていたため、自信をもって対象の患者様の部屋にいくと、捨ててある手袋が見事にひとつもないのだ。
その後、師長によばれ面談。否定するも「冷静になって考えなさい」といわれる。
そしてある話が耳に入る。当時一緒の病棟で勤務していた先輩から呼び出され、こう話された。
「吸引のことで怒られてたよね?実はね。。お局様が、あなたの回ったところの部屋にいって、手袋を回収して捨ててたの」と知らされた。
良くも悪くも疑心暗鬼になり、メンタル崩壊寸前に陥る。
ここで頭によぎる。もうだめだ、田舎者で小心者の自分には無理だったんだ。故郷に帰るかと。
そして1週間ほど、考えに考えつくして結果、頑張るという選択をする。
それはなぜか?
がむしゃらに、本気でやりきったんか?後悔しないか?自問自答していたが、その問いに対して答えをすぐだせなかったからだ。
その後、脳外科病棟を続け、学生の場合ローテーションで異動となるため、次の場所が外科病棟に配置された。
この外科病棟で新たなプリセプターがつく。年の近いイケイケな女先輩だ。この出会いもまた自分には大きかった。
このイケイケな先輩は、何はともあれ「よし、やってみるぞ!ついてこい!」的な??
上手くいくと、「すごいじゃ~ん✨私すぐぬかれるなー」
失敗すると「私も勉強するからさ、ちょっと勉強してみない?」
時にはその女先輩と、その彼氏様と3人で先輩宅で夕飯を食べることもあった。
とにかくいっぱい食べさせてくれて、命をつないだ。(当時は常に金欠で、自分が中学生の時に兄貴から始めてもらった誕生日プレゼントであるフォークギターを売りさばいてお米にしたくらい、せっぱつまってた)
まぁ、女先輩にはある意味上手く転がされました☺️その時期があったから、少し自信がもてるようになり、1歩ずつ前に進めたのも確か。
そして月日は流れ、看護学校卒業。正看護師取得。
さぁ次なる出会いは、、!?
~次回! 新たな試練!オペ室入門。そして師匠との出会い😱 ぜってぇにみてくれよな❗(悟空)~