人生、について
人生は、花のようだ
常に咲く必要はない
咲くべき時に咲くために、蓄え、耐え忍び、そして何度だって咲いてもいい
ときに誰かを笑顔にし、ときに安らぎを与え、ときに幸せや死に寄り添う
一瞬の命だからこそ、人は手をかけ、水を与え、その儚さに美しさすら見出す
どんな花でも、必ずだれかにみつけられ、
存在ひとつで、そのだれかに小さな幸せを与える
そのだれかは、次の日も、また次の日も花のもとに訪れ、水をやるだろう
そして花は、より強く、美しく咲き綻ぶ
たとえその命が途絶え、
姿を見せなくなったとしても、
そのだれかの記憶には、ずっと残るだろう