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20代のいろんな記憶にあいみょんがいる

あいみょんのライブに行った。
初めての生あいみょん、それはそれはかわいくて、歌がうまくて、楽しい時間だった。

友達に誘われないと行く機会がなかったと思う。あいみょんは好きだけど、あいみょんのことなんてみんな好きだろうから。私くらいの好きがわざわざ行く場所じゃない、となんとなく、そう思っていた。
それに曲だって全部知ってるわけじゃないし。

でも行ってみると、ほとんどが知っている曲で、なかには何年も前から何百回も聴いていた曲もあった。
あいみょんの熱狂的なファンじゃなくとも、あいみょんの曲それぞれにハマった、いろんな年齢の私が存在していたことを思い出した。

昔の恋人と一緒に口ずさんだ、裸の心。友人がカラオケで歌っていて好きになった、貴方解剖純愛歌。
それを聴けば主題歌だったドラマの内容まで思い出して、自分を奮い立たせてくれる、今夜このまま。
あんまり好きじゃなかった友達の友達、今はもう会うことは無くなったけれど、夢追いベンガルを教えてくれたことだけは感謝してるよ。

あいみょんのことはみんな好き。だから特別な思いはないとどこかで思っていた。
でもあいみょんのことをみんな好きだから、ありとあらゆる人と、あいみょんについての思い出があることをふと感じた。

そして今日また、私の中であいみょんに関する記憶が一つつくられた。
今日聴いた曲それぞれで、いつかの思い出を思い起こしたように。
これから先あいみょんの曲を聴くときは、今日の日のことを思い出すのだろう。


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