おもしろいゾ、UiPath Autopilot for Studio (コードネーム "Wingman"!)
はじめに
この記事はUiPath (produced with UiPath Friends) Advent Calendar 2023協賛記事です。
現在のところ今回取り扱う製品はPrivate Previewで機能限定版であるため、一般提供(General Availability)されるころにはもっと良くなってることを前提で読み進めてください。
UiPath Autopilotとは
AIを使用して人間の相棒として自動生成してくれたりオファーしてくれたりする機能があります。
MicrosoftのCopilotが副操縦士であるのに対しこちらはpilotとしているのも、何かをやりたいためのサポートというより、こういう時はこうするという同僚としての立ち位置だからだと個人的に思っています。
Autopilotは次の3段階で成長していくのだそうです
1. Reactive Assistant(反応の速い支援者*以下、カッコ内筆者超訳)
2. Proactive Collaborator(積極的な協力者)
3. Autonomous Guide(自律ガイド)
今日ご紹介するのは、自然言語(当然日本語!、英語はわからんorz)で指示すると、UiPath Studio Webでワークフローを自動生成してくれるCodename "Wingman" のご紹介です。
UiPath Autopilot for Studio Codename "Wingman"とは
ウイングマンというと、ドリムノートに書き込むとそれが実現するヒーローを思い出してしまいます。そして、このAutopilot for Studioですが、まさに自然言語でやりたいことをUiPath Studio Webに書くとその夢を実現するコードが自動生成されます。(ところで、英語で"Wingman" とは僚機とかの意味だそうです。)
試用している中で夢戦士ウイングマンのエンディング曲の歌詞がピッタリで頭から離れなくなってしまいました。ぜひ、WING LOVEを聞きながらお読みください。
山中のりまさ | WING LOVE(Youtube)
100%のヒーローなんているわけない
さて、ここ最近話題になっている生成AIですが、まだまだ回答結果は完ぺきではなく質問のたびに答えが変わってしまったりします。また、ハルシネーションとか呼ばれる知ったかぶりな回答をしてきます。
この技術を使っているウイングマンも張り切って答えてくれますが、オーバーヒート気味で常に最善の回答というわけではありません。ぜひ、同僚たる開発者は温かい目を持ちながら何度か試してみるとよい回答をしてくれたりします。イメージ通りに行かなくったって、信じて微笑んでいるうちにパワーを発揮してくれてドンピシャの答えを出してくれたりします。
例:実現したい夢「Gmailに着信があったらSlackにメールのタイトルを送信」
・夢の実現イメージ
Gmailトリガーを使用して着信があったらStudio webのワークフローを実行してSlackへタイトルを投稿(なんと、今のところ無料!)
・見ていただきたいポイント
1回目の(ドリームノートへの)書き込みでは何も起きない、2回目ちょっと変えてみるとOK
また、いまのところドリムノート・・・じゃなかったUiPath Studio Webにやりたいこと書くとちゃんと心に届いて理解してくれるのですが、ほとんど夢の中の理解なのか理解は英語でしているようで結果は英語で表示されます。ただ、動作上問題はありません。
そして、ちゃんと繰り返しとか条件を行ってあげるとそれに適したワークフローを記述してくれます。何と張り切ってくれるんだ!
ただ、今のところは心と心を通じ合わせるのは難しいようで、せっかくファイル名とかを変数に代入しても、次のワークフローではその変数を使ってくれなかったり、まだまだ夢を見ているようです。
【現在、夢に埋没する機能】
・ 自動生成されるワークフローは英語
・メールタイトルを変数に入れてくれても、Slack投稿するときにその変数を自動で指定してくれないので、手動で指定する必要がある
・何度か実行ボタンを押してみないと欲しい回答が得られないことがある
このあたりは、学習していくと向上していく機能であるため、実現できるようなると考えています。
まとめ:いつかはなってくれる、ボクのヒーロー
UiPath Autopilot製品群は、この機能を含めて複数の製品があります。そして、UiPath Autopilot for Assistantは、これらを統合した次世代UiPath Assistantで、文字や音声によるチャットでワークフローの作成や実行をしてくれるせいひんです。まさに、ボクだけのヒーローになってくれる時代が来るのではと楽しみにしています。
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