貯めた資産を使うことを考えていますか?

先日、お付き合いいただいたオーナーさんからのお話を皆さんに共有させていただきます。


その方は、資産形成に力を入れて、まずはインデックスファンドに余力資金を全て投資していたそうです。


しかし、ここ最近の暴落を体験し、使いたいときに下がっている状況だったら、利益が出ていたとしても、利確が出来るのだろうか?と不安感を覚えられていました。


不況の波というのは、10年前後に1度は訪れると言われています。
あなたは下がっているときに利確できますか?


もちろん長期投資の最中なら、絶好の買い時です。私も長期的な目線では下がっているときは、ラッキーだと感じます。


しかし、『10年前後に1度は不況が訪れる』ということは、貯めた資産を使うタイミングでも暴落の波はやってくるということなのです。


60歳、65歳のときに今のように暴落していたら…と考えたとき、トータルで利益が出ていても、あなたはそこで利確できますか?
そのとき、あなたは仕事をすでに退職をしていて、収入がなくなっていたと仮定したらどうでしょうか?


もう少し待ったら上がるかも?
今は我慢して、上がるのを待とうか?
上がるまでに何年かかるのだろうか?


あなたはどんな精神状態になるでしょうか?


ちなみに、2019年10月~2020年4月の間で起きたコロナショックによって、
日経平均株価は最大約31%下落したと言われています。


その時、仮に日経平均に5000万円投資していたら、あなたの資産も約31%下落していることになります。


5000万円が31%下落すると、『3450万円』です。
さらには、分配金の減配ということも想定ができます。


元金が大きい人ほど、この影響を大きく受けることになります。
私なら耐えられません。下がっているときは我慢して、利益が出ても良くを欲をかいて利確できずに過ごしてしまいそうな気すらします(笑)


せっかく豊かな生活を目指しても、これじゃ意味がないと思うんです。


だからこそ、貯める仕組みを作って満足するのではなく、使うときのことも頭に入れて考えて資産形成をしていただきたいと思っています。


それは将来考えればいい。という考え方をする人もいるかもしれません。
しかし、早めに知って損することはないでの、ぜひこの機会に使うときのことも考えてみてください。


ちなみに、そのオーナーさんは、『株価は変動しても、家賃は変わらない』という現実を見て不動産投資を選択されていました。


絶対の正解はありませんが、不動産の強みは、株などと比較すると変動しないことです。
変動を気にせずに、安心してお金を使えるのが、私は不動産投資の最も良い点だと思っています。


何せ、100歳を超えた祖母が毎年、年収500万円もあったわけですから…
都会(首都圏)なら資産価値も上がっていたことでしょう。

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