【通年企画】50音ノベルゲームレビュー prelude
0.初めに
初めましての方は初めまして、いつものお前らはいつもありがとう!そしてコミケで来てくれた方といつもDL版で買ってくれる皆さま方、本当にいつもお世話になっております!!!!私、櫻木図書館というサークルの代表(所属1名)で代表的なものをしております保坂新と申します。昨年noteを初めて開始して、とりあえずシリーズもののを出してみてはいいものの、仕事の忙しさと同人誌作成、積みゲーの処理などなどに翻弄されるうちについぞ記事を書くことなく一年を終わらせてしまいました。競馬の影響も少しだけあるかな……
その影響かブログを書く腕も落ち、同人誌を書くのにもてんやわんや、私の手元にあるのはニコ生くらいといった惨状……いやニコ生が悪いとは言わねえが作品の話をガッツリする場としてはあんまり適していないわけですよ。作品をプレイするモチベーションの1つには確実に面白い物語を読んで、その喜びを共有してみたいというものもあるわけで、そういう意味だと少々よくない不幸せスパイラルに入っていたのかなと言うのが去年の大きな反省です。とはいえ元々存在していたはてなブログで書かなくなった理由は単純にして明快、ゲームの面白さを語ることが目的ではなく、記事を読まれることが目的になっていたということがありました。これの何がダメかと言えば超簡単、センセーショナルなことばかりを書くようになってしまいます。そんな理由で記事を書くのをやめてしまい、ラジオを始めてみたものの正直準備がしんどい!毎週パワポを作るばかりでゲームのプレイ量がガンガンと減っていき、モチベーションも激減、そんな頃にひと悶着あった影響でTwitterアカウントを爆破してただのサークルアカウントになったのが現在の櫻木図書館のアカウントになります。
その結果どうなったか、単純に自分の文をみてもらう機会、特に自分のノベルゲームへの感想を読んでもらえる機会が激減しました。そらそうだ。何せブログは書かねえ、評論サイトは斜に構えて文句を言う、掲示板なんてもっての他、あげくTwitterでさえ感想を書かねえとなったら誰が自分のことを知ってくれるのか、残っているのはニコ生くらいですが酒飲みながらあーだーこーだと文句を言う輩の姿しか見せない。サークル活動ではノベルゲームのレビュー本を出してはいますが、得体の知れねえ奴の本なんて買ってくれるもんですか。あ買ってくれた方は本当に頭上がりません。ありがとうございます。というわけで今回初心に戻って作品語りをする場として去年早々に逃走したnoteを復活させて行う企画が今回の通年企画、50音ノベルゲームレビューです。やりきれるかな……
さて簡単にルールを書いていきましょう。といっても単純にして簡単です。一年間をかけてあいうえお順にノベルゲーム(エロゲだけじゃないよ!)のレビュー記事を毎週土曜が終わるまでに本noteに掲載していくこと!ただ50音といっても実際のところは45音しかないのがあいうえお、こうなると45週やれば終わってしまいます。それじゃ面白くないので5音終わる毎にinterlude記事を掲載していきます。レビュー記事のノリもかなり軽いものになると思いますが、interludeは更に軽いノリで書いていきます。この記事のノリです。そんな感じで選ぶことができなかった作品のお話をウダウダと書いていきたいなと思います。ということで読み飛ばしてもらっても構いません。
そして肝心なレビューの中身……と言いたいところですが、私レビューというのがあんまり好きではありません。どこかの誰でもない業界の片隅でできた作品に対してご高説垂れる行動は好きではないのです。これをいうと作る側の方々はきっと感想はありがたいと、批判も大事だというのだと思います。ただそれは作る側への敬意というものがあってこそというもの、そして作ることの難しさを知ってこそのものだと思っています。作るなかで諦めざる得なかったこと、コンセプトとは異なるから外したもの、なにか本当に書きたいものを強調するために泣く泣く削ったもの、展開のなかでどうしても入れないといけなかったもの、そういうものは必ずあって、作品というのはその葛藤のなかで作られているものだと思っています。だからこそこの部分が悪かった、ここがいらなかったという言説はしたくないというのが正直な本音です。もちろんこれは他人に押し付ける気はありません。そんな考え、人それぞれですから。ただ私の書く言葉にだけはこの思いを適用していきたいと思っており、あえてここに書く言葉は私の戯言として扱っていきたいと考えています。……まあ企画名には思いっきりレビューとか入っているけどな!そこは企画のキャッチャーさをアピールするべきとこなのでご容赦を。今回紡がせていただくこの戯言は私がどんな物語を愛し、どのような目線で向き合い、そして何を重視しているかを知ってもらうためのもの、そしてゆくゆくはサークルの同人誌を買ってもらうためのもの、それ以上の意味合いなんざ存在しておりません。私を知って斜陽と言われようがこの業界を愛しているであろうあなたとノベルゲームの話をしてみたい、そんなきっかけになればよいかと思い綴らせていただきます。
さてはてそんなことを言われましてもただ物語に対する戯言を聞いてもらうには忍びない、ということで弊サークルで行っている作品への評価と本の少しのデータを連ねていきたいと考えていきます。じゃあそれはどのようなものか、1つずつ説明していきたいと思います。
1.製作陣のデータ
まずは各作品のスタッフをご紹介していきたいと思います。ご紹介するのは
ディレクター
ライター
原画家
BGM担当
OP製作
声優
この6つを紹介していきたいと思います(今回選択した作品の中にはこれらのいずれかがかけている作品も存在しますのでその際はご容赦を)。単純な話、こんなクリエイターが関わっているのを知って欲しいというのが私の思いでございます。んなもん知ってるわと言いたくなる有名クリエイターやこの人ってこんなとこにも関わっていたのかとびっくりするような人、この人だれぇ……と言いたくなるような馴染みのない名前などなど、いろいろ紹介していくことができればと思っています。ただこちら同人誌の方でも記載している部分なので少しケチってエロゲを選ぶ大きな基準になりやすいものをセレクトしております。覚えておくとエロゲ選びに結構役立ちますよ!
2.相対評価による作品評価
さて評論嫌いと前述しましたが作品に点数をつけるのも嫌いな私です。順位付けなんかも以ての外、何を目指して作られたものかも、そしてその評価を下す人の基準さえも曖昧というのに安易に点数をつけてあの作品はこの作品よりも優れているなんて言葉にしたくないと私は考えています
※注 個人の感想です
とはいえレビュー……的な物をするのならば数字というのはかなりわかりやすいもの、なので弊サークルでは6つの基準を設けて18点を配分していくという相対評価でどこの要素が作品において特化していたのかを語るようにしています。その基準は以下の通り
C:キャラクター要素
R:関係性要素
S:世界観要素
G:脚本・展開要素
E:演出力
H:エロ
以上のようになっています。
さてはてここでどうしてこのような分け方をしているかについて1つご高説を述べてみたいと思います。皆様はキャラゲーとシナリオゲーの基準ってなんだと思いますか。ある人が言えばシナリオゲー、でも他の誰かにとってはキャラゲーだなんて議論はTwitterを見てれば寂れて久しいエロゲ界隈でさえちょくちょく見るお話です。この違いはどこから生まれているのでしょうか?私個人としては単純明快、評価する部分の違いなのだと思っています。
例えば誰かにとって評価する部分が世界観の重厚さならば辞書のように分厚い世界設定があればシナリオゲーになるでしょう。恋愛の丁寧さを重視するのならば関係性を丁寧に描いた作品を、そして最も多いであろう物語の展開を重視する人、その人にとっては脚本や展開の意外性というのがシナリオゲーの大きな基準になっていきます。
ここまで書いた通り評価の基準なんて十人十色、見方の寄ってジャンルでさえも移り変わっていきます。そして抜きゲーだってそう、世界観やキャラクター性、展開、関係性の描写などいくらでも振り幅は存在しています。そんなものに同じ目線で、そして揺るがない基準を用いて点数をつけるだなんて少なくとも私にゃできません、ということで考案したのがこの方法です。
それぞれの項目を説明していきますとかなり長くなりますので簡単に説明しますと、
C(Charactor):キャラクター要素
キャラクター達の描写、性格といったキャラクター特有の設定に根差した描写の濃さ
R(Relation):関係性要素
ヒロインとの関係性だけでなく登場するキャラクター間における関係性とその変化の描写の濃さ
S(Stage):世界観要素
物語を展開する上での舞台の設定の量と精緻さ
G(Gimmic):脚本・展開要素
脚本の独自性、展開の意外性による楽しみ
以上の4つを第一ポイントとして評価していきます。そしてそこに加わるのがEとH、E(演出力)は上記4点とHを如何に表現して強調することに力を入れることができているのか、シナリオと原画、そしてBGMなどなどノベルゲームで使うことができるあらゆる要素をどれだけ活かし切ることができ、力を入れることができているかも含んでおります。Hはエロです。今回はエロゲ以外も扱いますので全年齢作品は0点になります。1点を記録したエロゲは反省してください。
こんな感じで評価をしていきます。そこに加えて前述の戯言を加えて毎週書き上げていきたいと思っています。
3.終わりに
ということで色々ウダウダと書いていきましたが、まあ実際のところどんなものを書いていくかは実物を見てもらうのが一番だと思っています。ええ。
ということで来週の土曜日に早速「あ」の作品を紹介していきたいと思います。そう……らいしゅ……えもう今日月曜日ですって?
いや……え??????もう今週の土曜日に記事作るんですか!?
どうしよう……いやこういう時はアイこめ辺りを……と言いたいけれど流石に一発目から使い回しは良くない……
ということで現在攻略中の作品の記事を書いていきたいと思います。
初回からクライマックスで背水の陣!残業発生しまくったら……詰むなうん。
とはいえ最初の作品が一番大事なので頑張っていきたいと思います。そんなこんなで1/14(土)までに記事をあげていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。
今回の作品のヒントはこちら!
『いやなんで女装バレないんだよ』
ということでお楽しみ!
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