雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」感想
新年、宝塚初めは大劇場から。
雪組の公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」を観劇しました。
一番の推し、ヅカ的に言えばご贔屓の明日海りおさんが退団したため、
雪組のだいきほとあーさとあやなちゃんを推していこうと思っております。
あ、もちろん星と花も!
本題ですけど、今回の一本物のお芝居、
全然すっきりしないストーリーでしたね!?
ここからネタバレ入ります。未見の方ご注意を。
別に勧善懲悪モノがいいとかハッピーエンドじゃなきゃダメとかそういうのじゃないし、
むしろこのモヤモヤした感じがこのお芝居の良さだと思います。
結局、ロッカーの金盗んだのはマックスなの!???
最後、マックス(ベイリー長官)にヌードルスが撃ち殺されて終わりかと思ってました。
マックスとデボラもNTRのようでドロドロでしたし、キャロルも可哀想な老後ですし。
ここまでジワジワ心に刺さる作品は珍しいと思います。ズッシリと持ち帰るものが多い作品。
時代のうねりとアウトローな部分が、なんとも胸を締め付けました。
光と影、ヌードルスとデボラ、マックスとヌードルス。生きる道が違えてくる虚しさや悲しみが感じられる、そんなお芝居だったと思います。
そして安定のお歌ね!
だいきほが口を開くだけで勝利確定。
少年期、青年期、壮年期の歌い分けや感情の込め方などなど完璧!
特にデボラのショーの場面はさすがの貫禄。
対して、今回女性役のあーさキャロル。
エロい!
貴重な鎖骨!胸元!
でもねー、お歌はちょっと苦しそう。お芝居の声もたまにひっくり返るような感じ。
歌姫の見た目とオーラは良かったから、あとは安定する声質を見つけられたらと。
一時的な女役なのでそこまで厳しくしなくても良いと思いますが!
プロローグとフィナーレはいつもの男前な姿が見れてお得でした。でも本人きっと大変ですよね……。
あと、私が見たのは17日のカメラが入ってる日でしたが、
サナトリウムの院長の声がガッスガスで大丈夫なの!!??と思ったらきゃびいさん(早花まこさん)でした。今回で退団されるからか収録日まで頑張って翌日から部分休演されてました。
結構重要な芝居(ヌードルスとデボラの再会まで)だったので
まだ喋る?「お知り合い」の語尾聞こえてなかったけど??まさか歌わないよね???
と、個人的にハラハラしてました。早く声が治るといいですね……。
あ!一番ストーリーで好きだと思ったのはデボラとニックの関係でした。
ニックはオリジナルキャラらしいけど、その爽やかさと恋愛にはならないけど信頼しあえるビジネスパートナーの関係がスマートで素敵でした!
きいちゃんあやなちゃんの同期コンビも似合ってました。
清涼感といえばそのくらいでしょうか。あとは少年期。
あーヌードルスの幻覚で昔の場面になるとこも舞台ならではで好き!ひかりふる路でも似た場面あったけどだいもんは破滅が似合うな……。
赤い薔薇もそれを散らすとこも。
公演ドリンクのノンアル飲みましたが薔薇の香りにだいもんを感じて萌えました。
とにかく!総じてオススメではあります!重いけど!
彩彩の関係も好き(追伸)